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入 笠 山 |
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Vol.4
08年9月2日(火)
9月では初めての入笠山。早朝5時30分に自宅を出発。一宮インターから名神高速道へ入り、小牧ジャンクションを経て中央自動車道・伊那インターへ。ここから国道361号線・152号線を走り、杖突峠で右折すると入笠山への登山道路。もう何度も通った道なので迷うことはない。登り始めるころまでは晴れていたが高度が上がるにつれて霧が出てきた。このところ、山行きは雨や霧の日が多い。この日もやはり山頂付近は濃い霧に包まれていた。
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ママコナ |
ママコナ |
アカバナ |
コバギボウシ |
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ツリフネソウ |
途中の小さな湖のほとりでサワギキョウを探したがもう花が終わってしまったのか、しおれかかった花が一株あっただけ。その代り、ママコナ、ツリフネソウが群生しており、花弁を霧に濡らして光っていた。しばらく撮影した後、入笠湿原へ向かった。この頃にはすっぽりと深い霧に包まれていた。遠足だろうか、小学生が一団体先生に連れられて賑やかに散策していた。そのほかは湿原を歩く人もまばら。
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ホソバトリカブト |
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入笠湿原 |
入笠湿原 |
エゾリンドウ |
サワギキョウ |
湿原内に入ると、リンドウ、アカバナ、アケボノソウ、ツリフネソウが目立つ。ここにはホソバトリカブトが多い。霧は晴れる様子もなく、知らないうちに頭髪から雨にでも濡れたように滴がしたたり落ちる。こうした霧の日もなんとなく幻想的で、風情があっていいものだ。どうせ霧の中なら発想を変えてその雰囲気を生かす写真を撮ってみようと、構図なども自分なりに工夫して撮ったつもり。
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アケボノソウ |
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クサレダマ |
クサレダマ |
キオン |
ゴマナ |
アケボノソウが随所に咲いており、なんだか贅沢な気分。ウメバチソウも散策路脇や草原の中に固まって咲いている。ハナイカリは今が盛りなのか、広い湿原のアチコチで薄黄色の花を咲かせていた。こんな群生を見たのは初めてのこと。サワギキョウ、クサレダマはもう花期が終わり、ところどころにぽつんと見えるだけ。
大河原湿原へ向かう分岐点付近では、コオニユリ、イヌゴマが見事な群落を作っている。霧の雰囲気を壊さないよう、ハイキー仕上げにしようと、露出は少しオーバーめに設定して撮影。草原の周囲にはハクサンフウロが散策路を縁取っていた。その脇にクガイソウがただ一輪。特徴のある花穂に滴をいっぱい溜めてうなだれるように咲いていた。
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サワギク? |
コオニユリ |
イヌゴマ |
イヌゴマ |
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ヒメシロネ? |
ノコンギク |
クガイソウ |
クサレダマ |
山頂駐車場の向い側にある草原には、いつもマツムシソウが咲いているので寄ってみたところ、以外に数が少ない。どれも背丈が低く、見つけるのにはちょっと時間がかかった。ここでもハナイカリが満開。ノコンギクの群れ中にアキノキリンソウが頭を出していてよく目立つ。ナンバンハコベは山際の土手のようなところに目立たないように咲いている。
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アキノキリンソウ |
アキノキリンソウ |
マツムシソウ |
マツムシソウ(紫色) |
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ヤマノコギリソウ |
ナンバンハコベ |
サワギク |
クルマバソウ |
時刻は2時半を回った。そう言えばまだ昼食を取っていなかったことに気がつき、下山路の途中で適当な場所を見つけようと、途中に見つけた花を撮りながらゆっくり車を走らせ、最初に花を撮った湖の付近まで降りた。そこを右に曲がると杖突峠に向かう道だが、もう少し先へ行ってみた。このまま進むとどうやら鹿嶺高原の東を巻いて駒ヶ根方面に向かうようだ。
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ヤナギラン |
オトコエシ |
ハクサンフウロ |
マルバダケブキ |
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クサボタン |
リュウノウギク |
オオルリソウ |
メタカラコウ |
5分ぐらい走っただろうか、左手の小川の岸辺にメタカラコウが群生しているのが見えた。この辺りを食事の場所にしようと、車を止め、まずは撮影。昼食後、その近くにあったミゾソバやフシグロセンノウなどを撮り、元の道へ戻って家路につくこととした。この日に撮った花の種類は35種類。今の時期では大収穫と言える。帰路は伊那インターの少し手前を県道18号線へ入り、ゆっくり周囲の景色を見ながら駒ヶ根インターへと向かった。
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ミゾソバ |
フシグロセンノウ |
サラシナショウマ |
サラシナショウマ |