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入 笠 山 |
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Vol.1
入笠山は、長野県諏訪郡富士見町と伊奈郡高遠町・長谷村の三町村が接する真ん中に位置する標高1,995mの山である。富士見町側には「入笠湿原」、長谷村側には「大阿原湿原」があり、春から秋までとぎれることなく花が咲き乱れる。山頂近くの「御所平峠」には駐車場があり、ここから約20分で山頂に立つことができる。
この山は独立峰で、北・中央・南アルプスを一望のもとに見渡すことができ、晴れていれば富士山にもお目にかかれる、正にアルプスの展望台とも言える所。6月にはなだらかな丘一面にスズランが咲き競う。さすが「花の100名山」に数えられるだけのことはある。
05年8月18日(木)
夏の花には遅く、秋の花にはまだ少し早いかな、と内心はそれほど期待を持たずに天気の状態だけを見て入笠山に出かけた。このところ東海・甲信越地方は天気が不安定で、天気予報も「曇りときどき晴れ、所により雷雨」という、なんとも頼りない予報が多い。
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入笠山・サワギキョウの群生
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山へ出かけるときは、週間天気予報は当てにならないので、前日に出された予報と衛星画像を見て自分なりに判断して予定を立てる。ただ、曜日の関係でどうしても土・日が悪天候の場合は止む無くウイークデーに決行することとなる。花が美しいのはせいぜいピークの前後1週間。こちらの都合と関係なく季節は巡り、花が咲き進む。
入笠山はこれまで何度も訪れて、地理的にはある程度の知識があるところだが、花の開花時期となると、その年によって1週間から10日のズレは避けられない。今回は、春先から1週間ほど季節の進み具合が遅いようなので、ただそれだけをかすかな頼りにして出かけた。結果はグー!。
なお、写真は本文の進行とは直接関係なく、ランダムに掲載してあります。
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アケボノソウ |
サワギキョウ |
ウメバチソウ |
アキノキリンソウ |
コオニユリ |
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コバギボウシ |
カワラナデシコ |
ハナイカリ |
ゲンノショウコ |
キツリフネ |
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マツムシソウ |
クルマバナ |
クサレダマ |
ヤナギラン |
リュウノウギク |
入笠湿原ではサワギキョウ、クサレダマが満開で湿原全体が紫と黄色で染まっている感じがした。その中にアゲボノソウの姿も見え、まだ8月も半ばが過ぎたばかりだというのに夏の花に混じって秋の花が咲いている。リンドウはさずがに花の時期には早すぎるとみえて、硬い蕾のままだった。
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ダイコンソウ |
ハクサンフウロ |
タカトウダイ |
ママコノシリヌグイ |
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ヒメジオン |
ノコンギク |
シナノオトギリ |
クガイソウ |
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ツユクサ |
ヒレハリソウ |
ウマノアシガタ |
ホソバトリカブト |
入笠湿原での撮影の後、大河原湿原にも寄ってみた。こちらのほうは一回りしても一面の笹薮で花らしきものは極めて少ない。仕方なく入笠湿原に戻ってまだ歩いていないところを散策した。湿原から少し外れた溝のようなところにマツムシソウが咲いていた。
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ツリフネソウ |
ツリガネニンジン |
クジャクチョウ |
マルバタケブキ |
ママコナ |
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ゴマナ |
ホタルブクロ |
オオマツヨイグサ |
クサフジ |
タンポポの仲間 |
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ネジバナ |
ヨツバヒヨドリ |
ワレモコウ |
ハナチダケサシ |
コウリンカ |