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木曽駒ケ岳 |
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Vol.7
12年7月24日(火)
今冬は木曽駒ケ岳も多雪であったようで、例年に比べるとかなり雪解けが遅かった。中央アルプス観光(株)のホームページの「バーチャル体験」というメニューに「ライブ映像」があり、ホテル千畳敷に設置してあるライブカメラから撮影した、現時点での千畳敷カール、ロープウェイ、南アルプスの様子を見ることができる。事前に何度もここのライブ映像で雪の状態を確認し、頃合いを見計らって出かけた。
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シナノキンバイ |
シナノキンバイ |
イワツメクサ |
タカネツメクサ |
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ハクサンイチゲ |
自宅を早朝3時に出発し、現地に着いたのは5時15分。それでも菅の台バスセンターの駐車場は半分ほど車が駐車しており、バス停付近には早くも登山客が列をなして並んでいた。千畳敷カールのお花畑はもうすっかり雪が解け、チングルマ、シナノキンバイ、キバナノコマノツメ、コイワカガミなどが咲いていた。ミヤマクロユリはようやく蕾ができたというところ。このところ極楽平へ行くことが多かったので、今回はまず宝剣岳から中岳へのルートを歩くこととし、時間があれば極楽平へも行ってみることとした。
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チングルマ |
チングルマ |
チングルマ |
ミヤマキンバイ |
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コイワカガミ |
ウメハタザオ |
ヨツバシオガマ |
ヨツバシオガマ |
八丁坂を登り始めてからしばらくするとハクサンイチゲの群落がところどころにあった。どの花もまだ傷んでおらず、初々しい姿で出迎えてくれた。さらに高度を上げ、乗越浄土まで行くとミヤマキンポウゲ、イワツメクサ、タカネツメクサなどを多く見かけるようになった。中岳へはいつものコースとは異なり、巻道を歩いた。と言ってもこのルートは危険なところがあるので途中まで。ここではミヤマキンバイ、ヨツバシオガマ、それにたった1輪ながらイワウメも見ることができた。
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ミヤマダイコンソウ |
ミヤマキンポウゲ |
ミヤマキンポウゲ |
ミヤマキンポウゲ |
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キバナノコマノツメ |
キバナノコマノツメ |
ミヤマクロユリ |
ミヤマクロユリ |
千畳敷まで戻ったとき、時刻は11時半。ここで昼食をとり、さて極楽平へ行こうと歩き始めたとたん、俄かに雲が湧き出てきた。ロープウエイ駅から流れてくる案内放送を聞いていると、天気は不安定で午後から雷雨になる可能性もあるとのこと。山の雷は逃げ場がないので恐ろしい。逡巡した挙句、引き返すことにした。下欄の写真の「イワヒバリ」は、乗越浄土でミヤマキンポウゲを撮っているとき、10mぐらい離れたところにある岩のくぼみの水たまりでイワヒバリが水浴を始めたので急いで撮ったもの。マクロレンズだったのでかなり小さくしか写らず、大幅にトリミングした。