伊賀・霊山  

Vol.1
 
06年6月5日(月)
 ネット仲間に伊賀「霊山(766m)」を紹介され、その友人3人と一緒に登ることとなった。霊山はこじんまりとした山で、登山道も広く、傾斜も緩やかなのでゆっくり登っても半日程度あれば往復できる手ごろな山である。同行していただいた中の一人がつい最近まで学校で生物の先生をしておられたそうで、木や草花の葉を見ただけで次々にその名前が口から出るのには、ただただ感心するばかり。何時頃どんな花が咲くかも教えていただき、多いに参考となった。

 当日は早くに目が覚めてしまい、出発時刻を予定より1時間以上繰り上げて家を出た。現地に着いたときは午前7時。集合時間までの間付近を散策することとした。思っていたより花の種類は少なかったがそれでも初見の花も2,3見つけることができた。集合場所の喫茶店へ行くとすでに2人が待っておられ、あとの二人とは登山道の途中で落ち合うとのこと。

スイカズラ(左から右のように色が変わる) セイヨウミヤコグサ サワギク(霊山で)
フタリシズカ タチイヌノフグリ タツナミソウ ユキノシタ

 同行していただく二人の方と落ち合って歩き始めると、すぐにタツナミソウを見つけることができた。これまで見たものより少しこぶりな感じ。山道の両側には、ニガナ、ジシバリの黄色の花が途切れることなく咲いている。道々、木の名前を沢山教えていただいたがメモを持っていかなかったのが残念。

頂上からの眺め アオイトトンボ ノイバラ アズキナシ
ヒロハテンナンショウ モミジイチゴの実 ノアザミ ヤマボウシ


 山を一巡りして解散したのが12時半。まだ時間がたっぷりあったので、一人で三重県上野森林公園へ。そこではトキソウとハルリンドウが僅かばかり咲いていた。次に奥余野公園から大杣池へと足を伸ばした。奥余野公園の入り口付近では、青紫、白、ピンクのニワゼキショウが一面に咲いていた。また、大杣池では以前にヤマジノホトトギスをいただいた喫茶店がなぜか閉じられていた。その庭先にピンク、紫、白のタツナミソウが固まって咲いていた。園芸用に植えられたものなのだろうか。

トキソウ ハルリンドウ タツナミソウ
タツナミソウ いろんな色のニワゼキショウ

 下にあるコアジサイは奥余野公園への林道で見かけたもの。小さな青い花がびっしりついて、陽の光を受けて輝いていた。モウセンゴケをこんな形で撮ったのは初めてだが、よく見てみるとなかなか面白い姿をしている。

モウセンゴケ コアジサイ コマツヨイグサ ハハコグサ

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