八方尾根  

Vol.6

12年7月31日(火)
今回も花風景写真をと、撮ってみたい花のイメージを頭に描いて出かけた。途中、高速道路を走っているときは空が厚い雲に覆われてしたが、現地に近付くにつれて次第に晴れ上がってきた。この調子ならばなんとかイメージに近い写真が撮れそうだと期待に胸を膨らませてゴンドラに乗った。リフトを乗り継いで八方池山荘まで行くとそれまで見えていた白馬三山が湧きあがる雲に姿を隠されてしまった。

ミヤマダイモンジソウ
クモマミミナグサ ハッポウタカネセンブリ ハッポウタカネセンブリ ハッポウタカネセンブリ

時々雲が途切れて山が見えるがそれも一瞬のこと。何度も雲が薄くなるのを待っては撮影。しかし、八方池まで登ってみても一向に晴れ上がる気配はなく、逆に雲の量は増すばかり。そのうち気持ちが萎えてきて撮影意欲すら薄らいできた。花はどれも見慣れたものが多く、「これだけは撮りたい」と思うものもない。とにかく昼まではがんばってみようと少し早めの昼食。目の前を中学生の団体が通るたびに挨拶をしてくれるのは良いが、答える側としてみれば相手の人数が多いだけに、申し訳ないが少々煩わしく感じるときもある。

ニッコウキスゲ イブキジャコウソウ タカネマツムシソウ タカネマツムシソウ
クモマミミナグサ ミヤマウイキョウ ミヤマコゴメグサ ミヤマウイキョウ

空模様は一向に変化なし。30分ほど休憩した後、とうとう諦めて下山を決意。とはいえ、何のお土産もなしに帰るわけにもいかず、時々立ち止まってはめぼしい花を撮ってみたが、やはり気分が乗っていないときの写真は結果的にどれも不満足なものばかり。ちょっと花風景写真に拘り過ぎていたのかもしれない。そのときの状況に合わせて柔軟な対応をする必要があると反省した次第。

イワイチョウ カライトソウ ミヤマアズマギク タカネナデシコ



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