西三河・秋の野草  

Vol.5

11年9月22日(木)
 西三河へ向かうのは、ほぼ1年ぶりのこと。ミズトンボとミズオトギリの開花を期待して出掛けたのだが、ミズトンボはもう終わりがけ、ミズオトギリはすっかり花を落とし、葉も枯れかかっていた。コバノカモメヅルも数輪を残しているだけで、花期には間に合わなかった。せっかく訪れて、そのまま帰るわけにもいかず、湿地に咲く花を探しては撮影。

ミズトンボ コウホネ コバノカモメヅル タカサブロウ
ヒレタゴボウ

 田圃の跡の小さな湿地には例年になくコナギの姿が目に付いた。たまたま居合わせた方の話によれば、今年はオモダカに代わるようにしてコナギが増えているという。植物の世界でも栄枯盛衰はつきものなので、何らかの理由で繁殖する植物相が変化したのだろう。ヒレタゴボウはいつものように畦道の縁を黄色に彩っていた。ヒメジソは以前に比べると増えているように感じた。しかし、数はあっても写真の被写体となるとなかなかしっくりするものがなく、花付きの良いものを選んで撮っただけ。

コナギ
ヒメジソ

 湿地の一角にサワヒヨドリが群生していたが、これも風景的に撮ろうとすると良いアングルが見つからない。イボクサが水際で固まって咲いており、水面のキラキラする光を入れて撮ったつもりだったが不発。ウリクサ、ミゾカクシは小さな花だけにピントを合わせるだけで精いっぱい。とても花風景写真などにはならない。この日は「図鑑写真」程度と割り切っての撮影だった。

イボクサ ウリクサ サワヒヨドリ サワヒヨドリ
ミゾカクシ オモダカ サワギキョウ ミソハギ



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