東濃の野草  

Vol.7


11年9月13日(火)
 今までツルリンドウに拘って写真を撮ったことがなかった。シラヒゲソウの咲くところでは、ツルリンドウやシコクママコナも数多く見られるので、今回はツルリンドウに時間をかけて撮ってみようと思って出掛けた。予め目星をつけておいた場所へ行ってみると、除草作業の真っ最中。ツルリンドウが自生しているいつもの場所は綺麗に刈り取られ花の姿が見えない。土手の上で作業している人に「ツルリンドウはありますか?」と聞いてみると、「ここにいっぱい咲いていますよ」。土手に上がってみると、なるほどアチラにもコチラにもという状態。ただ、木に巻きついているものは少なく、地を這っているものが多かった。

ツルリンドウ
シラヒゲソウ

 さて、もう一つのお目当てのシラヒゲソウ。ちょうど今が盛りといった感じで、花はまだ傷んでいない。狭い水路のような溝の縁に咲いているので水面に映り込む青空を活かして撮ろうと試みた。シラヒゲソウの花の色が真白なだけに背景が暗くならないよう、カメラアングルには十分注意したつもりだが、カメラのモニターに写された画像では、木の緑が黒く沈んでしまっている。こういうコントラストの強い場面での撮影は難しい。

ツユクサ サワギキョウ シコクママコナ シコクママコナ
ハナイカリ

 次に訪れたたところは南信州。昨年、いろいろなサイトでハナイカリが群生している山の存在を知ったが、その時はすでに時季が遅く、今年になってハナイカリの便りがみられるようになったのを機に早速訪れてみた。しかし、最初の目的地へ向かう途中でアクシデントが発生し、2時間以上もロスしたおかげで現地へ着いたのが午後3時を回っており、それまで晴れていた空は雲で覆われていた。青空に浮かぶハナイカリの姿をという目論見が外れたのは残念であった。収穫は初見花のヒメトラノオ。

リンドウ マツムシソウ ヒメトラノオ ヒメトラノオ


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