中濃・岐阜の野草  

Vol.7


11年9月16日(金)
 最近は、ホームページに掲載予定の画像の一部を速報としてブログに掲載するようになった。そこにも短文を添えてあるので、できるだけ内容が重複しないようにと心がけているが、画像の枚数が増えると時には同じような文をホームページに書いてしまうこともある。それは大目に見ていただくとしよう。ところで、こうして原稿を書いているときでも、外では台風15号の接近に伴って時折強い雨が降っており、自宅周辺にも避難勧告が出されている。この地方には明日の昼ごろから夕刻にかけて上陸の恐れもあるとのこと。本来ならば避難すべきところだけど、東海豪雨のときと比べれば雨は大したことがないため、しばらくは様子見。

シモバシラ
シロバナサクラタデ

 今回の撮影も不安定な天気が続く中、貴重な晴れ間を逃してはならじと、近場を選んで出掛けた。目的地までは自宅から車で約1時間。午後からは天気が崩れるとの予報だったが、空模様を見れば雲は少ない。雨が落ちてくるまで撮影できれば、というつもりだったからせめて昼まではなんとか持ちこたえてくれれば。さて、肝心の野草のことを書かねば。シモバシラ、シロバナサクラタデは期待通り咲き始めてから間もない姿を見せてくれた。

タヌキマメ タヌキマメ スズメウリ スズメウリ
ノササゲ ノササゲ ヒメコウホネ ヒメコウホネ

 昨年、タヌキマメは湿地の土手に群生していたはずなのに、今回訪れたときはほとんどが刈り取られていた。残された花もわずかしか咲いていない。そう言えば、この花は昼近くになってから咲かないのを思い出した。カラスノマゴも同様に刈り取られて跡片もなくなっていた。これも楽しみにしていた花の一つなのに残念。スズメウリはボチボチ実ができかかっており、花と実を同時に撮ることができた。ヒメコウホネは今が見頃。

ヌマトラノオ コマツナギ ヒヨドリジョウゴ ヒヨドリジョウゴ
ナガボノアカワレモコウ ゲンノショウコ ゲンノショウコ ゲンノショウコ

 ここのゲンノショウコは、花が少しピンクがかった色でなんとなく愛らしい感じ。例によって群生写真は苦手なので頭が出ている花を選んで撮影した。昨年、オギノツメが咲いていたところへ行ってみると、今年はその数が増えていた。写真に撮るには葉と花のバランスが悪くて難しい。ヒメナミキ、ハシカグサ、ツルマメは花がとても小さくてピントを合わせるのに苦労する。こうした花は思い切って絞り値を上げてf8ぐらいで撮るのだが、それでもなかなかシャープな画像が得られない。

オギノツメ オギノツメ ミソハギ ヒメナミキ
ハシカグサ ハシカグサ ツルマメ ツルマメ


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