中濃・岐阜の野草  

Vol.6


11年4月17日(火)
 昨年この地を訪れたのは4月6日なので11日遅れの訪問となった。二度目となる今年は、春の到来が遅れたので野草の咲き具合は昨年と同じ状態かなと想像していたところ、セツブンソウは既に終わっていた。花の咲く場所は山裾と田の間の狭い地域。山へ登っていけばまだ他にもいろいろ咲いていると考えられるが、そこまでしなくても十分楽しめるところだ。キクザキイチゲは昨年ほどの群生は見られなかったものの、まだたくさん咲いていてくれた。

キクザキイチゲ
ミノコバイモ

 ミノコバイモは昨年よりかなり多くの花が咲いていた。ひょっとして増えたのかもしれない。カタクリはちょうど全盛のようで、点々と咲いていた。ミチノクエンゴサクはヤマエンゴサクと比べると花は小ぶり。昨年はその区別がよく分からなかったけれど、つい先日伊吹野でミチノクエンゴサクとヤマエンゴサクの両方を比べ見ることができたので今年は名前に迷うことはなかった。

カタクリ
ミチノクエンゴサク

 そろそろ帰ろうかと思って車へ戻る途中、道端にニリンソウが無造作に咲いているの見つけた。そこから少し離れたところにはアマナ。いつもながら遅い昼食をとろうとして立ち寄ったところでは、わずかではあったが、イカリソウ、イチリンソウを見ることができた。他にもオウレン、ネコノメソウ類、スミレ類などがあり、この時期にこれだけ多種類の花を同時に見られる場所はあまりないのではないか。さすがに野草の宝庫と言われるだけのことはある。

アマナ
フウロケマン ヒダボタン ニリンソウ オオタチツボスミレ


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