名古屋近郊・夏の野草  

Vol.2

08年7月4日(金)
 夏至から10日も過ぎるとさすがに暑い。この日は名古屋で33℃を超え、今夏の最高気温となった。そろそろミミカキグサが咲いているのでは、と思って近郊の湿原に出かけた。数は少なかったが期待どおり花を見ることができた。湿原では沢山のハッチョウトンボが葉の先に止まっている。そんな中にキイトトンボを見つけた。初見のトンボとあって、もう花はそっちのけ。

ミミカキグサ ミミカキグサ ホザキノミミカキグサ ホザキノミミカキグサ
キイトトンボ キイトトンボ グンバイトンボ モノサシトンボ

 しばらくはトンボの姿を見つけては撮っていた。そうこうするうちにモウセンゴケの花が開き始めた。前回訪れたときは全く姿を見ることができなかったが、今回はかなりの数。このごろ、水際でいわゆるタマボケ写真をよく撮るようになった。水の光の粒をレンズ越しにみるとなかなか綺麗。花と光が重ならないようにカメラアングルを定めて撮る。しかし、距離のとり方が難しい。

モノサシトンボ ハッチョウトンボ トウカイコモウセンゴケ オカトラノオ
モウセンゴケ。暑かったので水遊び。

 2時間ほど経ってから別の撮影場所へ向かった。そこも湿原なのだが、ミミカキグサもモウセンゴケも花をつけるには至っていなかった。散策路の芝生にはネジバナ、ニワゼキショウがニョキニョキ顔を出している。湿原の中では終わりがけのカキラン、コバノトンボソウが少しと、サワシロギクが一輪だけ咲いていた。

カキラン コバノトンボソウ サワシロギク ネジバナ


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