伊吹山麓・7月の野草  

Vol.1


06年7月8日(土)
 滋賀県の醒ヶ井・地蔵川では、夏になると清流の中にバイカモ(梅花藻)が咲くということを、最近になってインターネットで知った。醒ヶ井には今年の春先、霊仙登山で訪れたことがある。そのときは、福寿草がお目当てで、山の中腹から上には沢山の雪が残っていたことが記憶に新しい。

 いろいろ調べてみると、ここの梅花藻はかなり有名らしく、遠方から観光バスで訪れる人も居るという。「清流」「水中花」という言葉を聞くといやがうえにも興味をそそられ、それだけでも一度は見てみたいと願うのは花好きの人ならば誰しも思うことかもしれない。

 台風3号が日本に接近しつつあり、ここ数日、雨模様のグズついた日が続いている。この日も曇り時々雨の天気予報が出されていたが、当日になってみると快晴とまではいかないまでも空は晴れていた。米原付近は山に囲まれていることから天気が変わりやすいこともあって、一応雨具の用意だけはして出かけることにした。

 名神高速道路を米原I.Cで降りて国道21号線に入り、JR醒ヶ井駅まで来ると梅花藻見学者専用駐車場の看板があった。やはり有名なだけあって訪れる人が多いのだろう。警備員の誘導に従って車を入れて、現地までの道を尋ねると、歩いて5分程度のところにあるという。地蔵川に沿って歩くといろいろな花が飾られており、町も清潔感にあふれていて気持ちがよかった。

清流に咲く小さな白い花。ほとんどは水の中に潜って
しまっていたが一箇所だけ水面から上に花が出ていた。
川沿いには紫陽花が沢山見られた。

 梅花藻の花はもう少し大きいと思っていたけど、実物はご覧のとおり小さい。300mmズームをいっぱいに伸ばして撮影し、なおかつトリミングで拡大してようやく花の形がわかるぐらい。左端写真の白い点のようなものが梅花藻の花。


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