伊吹山麓・4月の野草  

Vol.4


09年4月2日(木)
 このところ、家庭の事情で外出がままならず、ネット上で進みゆく春の花の花を見るにつけジリジリとした日を送っていた。この日、午後からなんとか時間をとることができたので矢も盾もたまらず伊吹野へ出かけた。トウゴクサバノオが伊吹野でも見ることができるのは昨年に知ったのだが、咲いているところの具体的な場所までは分らなかった。今年に入って、セツブンソウを撮りに出かけた折、地元の人におよその場所を教えていただいたので、「頃はよし」とばかりに訪れてみた。

トウゴクサバノオ
トウゴクサバノオ

 それらしき場所へ行ってみると花散策らしい二人連れを見かけたのでトウゴクサバノオの咲く場所を聞いたら、親切に案内していただけた。尋ねた場所からほんの僅か先の細い山道の土手に目指す花の群生地があった。その近くにはヤマエンゴサク、ニリンソウ、ミヤマカタバミ、ミオマキケマンなども咲いており、どの花も咲き始めたばかりのようで初々しい姿を見せてくれた。ミチノクエンゴサクは、当初ヤマエンゴサクとしていたが、この記事を掲載後に正しい種名のご指摘をいただいた。感謝!。

ニリンソウ ニリンソウ ヤマエンゴサク ヤマエンゴサク
ミヤマカタバミ ミヤマカタバミ セントウソウ ミチノクエンゴサク

 次に昨年カタクリを撮った場所まで行ってみた。今年もタイミングよく咲いていてくれて嬉しかった。ユリワサビの他に、ヤマルリソウ、ミヤマカタバミなども咲いていた。予定では奥伊吹まで脚を伸ばすつもりでいたけれど、午後からの撮影であったため、時間がなくなってしまい、またの機会に譲ることにして引き返すことにした。

カタクリ
ユリワサビ

 下欄の写真で、シュンラン、ショウジョウバカマ、イワナシは山東野で撮ったもの。昨年は散策路脇の土手の撮りやすい場所に咲いていたのに、今年は見つけるのにちょっと時間がかかった。イワナシは早くから咲きだしたらしく、もう終盤といった感じ。それでも花の数は昨年より増えていたように見受けられた。駆け足で忙しい花散策ではあったがそれなりの成果があり、満足、満足。

ミヤマキケマン タチネコノメソウ ホクリクネコノメソウ シュンラン
ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ イワナシ イワナシ


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