伊吹山麓・3月の野草  

Vol.9


10年3月8日 (月)
 今年は降雪が多く、セツブンソウの開花は去年と比べると1カ月も遅れた。この日までに2回も様子を見に来たがいずれも空振りで雪景色だけを見て帰った。伊吹野のセツブンソウは毎年同じところに咲き、何度も見ているのにやっぱりその季節が来ると足を運ばずにはいられない。単に花を見るだけなら愛知県三河地方に正月ぐらいから咲くところもあるのだが、なんといっても花が自生している環境を含めた美しさでは伊吹野に軍配を上げざるをえない。

セツブンソウ
セツブンソウ

 伊吹野には、セツブンソウはもとより、セリバオウレンの群生する森のほか、シュンラン、アズマイチゲなどのポイントがある。この日はそれらの様子を見るため、一巡りしてみた。シュンランは咲き始めてはいたもののまだ数株。アズマイチゲはようやく咲き始めたばかりというところ。それぞれ開花が遅れているため、今年はいろいろな花が同時に見られるかもしれない。

セリバオウレン シュンラン フクジュソウ アズマイチゲ



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