伊吹山麓・3月の野草  

Vol.21


15年3月31日 (火)
3月も終わりになり伊吹野にもいよいよ本格的な春の訪れである。早春の花に代わって花の種類も多彩になってきた。この日は伊吹野から山東野にかけての野草散策。まずは伊吹野ではお馴染みの場所から。そろそろシュンランが咲き始めているのではないかと思ったが花芽すら見当たらない。これはどうしたことだろう。その代わりスズシロソウがいつになく多かった。

スズシロソウ
セントウソウ セントウソウ ミヤマカタバミ ミヤマカタバミ

セントウソウはいざ写真に撮るとなると難しい花。なにしろ花そのものが小さく場所によっては背景が完全に黒潰れしてしまうのでできるだけ背景の明るい場所を選んで撮影。同じ場所になぜかキバナノアマナが一輪だけ咲いていた。今までここでは見たこともないだけに不思議。スミレの仲間は今が真っ盛り。スミレ音痴の私にはどのスミレを見てもすべてタチツボスミレに見えてしまう。ひょっとしたらここに掲載したスミレも名前が違うかも。

キバナノアマナ ニリンソウ タチツボスミレ タチツボスミレ
スハマソウ スハマソウ シュンラン シュンラン

別の場所へ行ったらシュンランが咲いていた。ただブッシュに埋もれるようにして咲いているので花だけにピントが合うようにして撮影。この場所での楽しみはなんと言ってもイワナシ。小さな花だがマクロで撮ると思ったより以上に美しい。ショウジョウバカマは以前も同じ場所で撮ったものを作品展に出品したことがあり、夢よもう一度。

ショウジョウバカマ
イワナシ

最後に訪れたところではレンプクソウがお目当て。この花は茎の先に5個の花が固まって付くことから別名を五輪花といい、側面の4個は花弁が5枚、先端につく1個だけ花弁が4枚という変わり種。この草を採取した時、福寿草の根とつながっていたので、めでたい名前の草が続いてきたので連福草と名付けたというのが名の由来らしい。

イワナシ レンプクソウ レンプクソウ レンプクソウ



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