伊吹山麓・3月の野草  

Vol.13


11年3月30日 (水)
 ほぼ1カ月ぶりの伊吹山麓。雪解けが遅かった伊吹山麓にも本格的な春が訪れた。前回の訪問ではようやくセツブンソウが咲き始めたところだったが、今回は花達が満を持していたかのように一斉に花を咲かせて目を楽しませてくれた。奥伊吹ではまだ多くの残雪があるとの情報を得ていたので、この日は伊吹野と山東野の花めぐり。

セツブンソウ
スハマソウ

 セツブンソウ、スハマソウは日当たりの良いところではそろそろ終盤。それでも木立の日陰になっているところではまだまだ元気な姿を見せていた。キバナノアマナは今が満開といったところ。少し曇り気味の空だったのでアズマイチゲは12時ぐらいに行ったときにはすべて花を閉じていたが、1時ぐらいになってようやく花を開いてくれた。少しでも雰囲気良くと思って撮ってはいたものの、結果的にはいつもの通りの写真。

キバナノアマナ
アズマイチゲ

 伊吹野へ行く時には、他にも立ち寄り先を数カ所決めてあって、様子を見てくるのが習慣になっている。その中で新たな発見もあった。シュンランを撮るために車を停めたところ、すぐ傍の苔むした石垣にスズシロソウの群生があった。これまで見てきた場所は概ね湿り気のある岩場に咲いていたのだが、意外なところにあるものだとちょっと驚いた。山肌から水がしたたり落ちる場所なのかもしれない。

タネツケバナ スズシロソウ シュンラン アオイスミレ
セリバオウレン セリバオウレン セリバオウレン ヤマエンゴサク

 イワナシはまだ咲き始めたばかり。この花は肉眼で見るよりもカメラのレンズを通して見るた方が美しい。おちょぼ口を開いたような花の先がピンク色に染まっている姿がなんとも愛らしくて、見れば必ずカメラを向けたくなる。ミヤマカタバミはたった1輪だけ。レンプクソウは初見の花で、セツブンソウを撮っている時に偶然出会った野草仲間に花の咲く場所を教えていただいての撮影。花の色も緑色をしているので、もし花の形や色を教えてもらわなかったら見つけることもできなかっただろう。

イワナシ
ミヤマカタバミ セントウソウ ヒサカキ(雌花) レンプクソウ



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