伊吹山麓・2月の野草  

Vol.4


09年2月17日(火)
 雪の中に咲くセツブンソウはいつか撮ってみたいテーマだった。前日の夜から雪になり、朝になって晴れる。積雪の量もちょうどセツブンソウの顔が隠れるぐらい。まさに、こんな撮影条件ぴったりの日となった。伊吹野の現地へ着いたときはまだ花が雪に隠れていたが、まるで私を待っていてくれたかのように、すぐ顔を出し始めた。陽が高くなると同じ方向を向いてしまうセツブンソウがこのときはバラバラ。逆光写真も撮りやすかった。

セツブンソウ
セツブンソウ

 時折雪が舞っても空は晴れている。うっすらと雲がかかっているので雪面はギラギラすることもなく、柔らかい光が当たっている。こんな絶好のコンディションは珍しい。花は選りどりみどり。雪の下にもいっぱいセツブンソウが咲いているので踏んづけてしまわないよう気をつけながら撮影。幸い、人が少なく、出会ったのはほんの数人だけ。静かな雰囲気の中で思う存分花を楽しむことができた。

セツブンソウ
セツブンソウ

 家に帰ってから撮影枚数を確認したらナント456枚。明らかなピンボケや単に露出を変えて撮っただけのものは即ゴミ箱行き。最終的に残った写真は約100枚。その中から掲載予定の写真を選んだときは50枚を数えた。それからさらに32枚にまで絞り込んだがどの写真も捨てがたく、セツブンソウだけで24枚になってしまった。すぐ上の左から2番目のセツブンソウはなんだか人の姿に似ていて面白い。

セツブンソウ
セツブンソウ

 スハマソウがもう咲いている頃だと思ったけど、蕾の状態の花が5〜6輪見つかっただけだった。午後には開花するかな?。まあ、蕾は蕾なりに味わいもあるというもの。ネット仲間からキバナノアマナの開花情報もいただいたのだが、この日は雪のためか開いておらず、見つけることができなかった。ひょっとしたら探す場所が違っているのかもしれない。フクジュソウはもうすっかり満開になっていた。

スハマソウ
フクジュソウ セントウソウ オオイヌノフグリ セリバオウレン


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