伊吹山麓・2月の野草  

Vol.3


09年2月12日(木)
 今回はスハマソウの様子を見に伊吹野を訪れてみた。いくら暖冬といってもまだスハマソウには早いらしく、この日もセツブンソウを中心に写真を撮った。前回訪れたときより花数がグッと増えており、草丈も伸びている。昨夜の雨によって地面はしっとりとしており、陽の光も柔らかで撮影には絶好の日和となった。

セツブンソウ
セツブンソウ

 1週間前には、どこにフクジュソウがあるかわからないぐらいだったが、この日は小さな群れがそこここにあって、固かった蕾もようやく開きかけていた。セントウソウもチラホラ顔を出し、伊吹野も次第に賑やかになってきた。キバナノアマナはまだまだ。花が咲くまでには少なくとも2週間ぐらいはかかりそう。その頃になると、ニリンソウ、アズマイチゲ、イチリンソウと花が続き、楽しみがふくらむ。

フクジュソウ。咲き始めたばかり。
セントウソウ。赤子のこぶしのような花。

 下の欄は早春の野を飾る常連さんたち。今の時期、タネツケバナは小指ほどの背丈しかなくて可愛い。それでも花だけは立派につけていて、思わず写真を撮りたくなる。オドリコソウはいくらなんでも早すぎると思うが、一輪だけ咲いていた。「カンアオイ?」としたのは、花の形が変わっていてちょっと名前が分からないから。伊吹野ではようやくセリバオウレンが見ごろを迎えていた。

オオイヌノフグリ カテンソウ ヒメオドリコソウ ヤマネコノメソウ
オドリコソウ カンアオイ? タネツケバナ セリバオウレン


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