奥伊吹の花  

Vol.8

10年5月1日(土)
 今年の奥伊吹は例年になく積雪が多く、4月初旬に様子を見に出かけたときにはまだかなりの雪が残っていた。そのときの印象では、5月に入らないと野草にはお目にかかれそうもないと、この地に春が来るのをじっくり待つことにした。4月末、ゴールデンウイークに入り、天気も上々。満を持しての奥伊吹訪問となった。

ハルトラノオ
スミレサイシン

 奥伊吹へ行く時、必ず立ち寄るスポットがある。そこでは杉林の中にハルトラノオ、スミレサイシン、それにピンクのミヤマカタバミなどが咲く。どういうわけか、年によってはミヤマカタバミが見れないこともある。最近分かったことは、この花の開花期間は短くて、せいぜい2週間ぐらいしかないということ。それも一斉に開花して一斉に花が終わってしまうようだ。

エンレイソウ ミヤマカタバミ
オオタチツボスミレ? ヒメヒダボタン

 オオバキスミレの咲く谷へ行ってみた。5月に入ったというのに花数が少ない。それに、花は咲いていなくても蕾とか葉だけの株がもっとあっても良さそうなのにそれも見当たらない。2年ぐらい前まではどの花を撮ろうかと目移りしたものなのに、どうやら株そのものが減ってしまっているようだ。この調子でいくと、絶滅の危険性すら感じさせた。

オオバキスミレ
オオバキスミレ

 ここにもピンクのミヤマカタバミが咲く。これもオオバキスミレと同様に数が少なくなっている。それに、スミレサイシンがもってあっても良さそうなのに・・・。ついつい「盗掘」という忌まわしい言葉が頭に浮かんでしまう。これが単なる杞憂に終わり、年によっての生育状況のバラツキであってくれればよいのだが・・・

ミヤマカタバミ
イチリンソウ ニリンソウ

 奥伊吹の帰り道にも立ち寄るところがある。どうやら個人所有の山のようだが、狭いところに実に様々な花が咲く。この時期は、2週間に一度ぐらい訪れてみるのもいい。ツルカノコソウは多分これまでも目にしているはずなのだが、名前を知ったのは今回が初めて。伊吹周辺にはこのようにまだまだ名前を知らない野草が沢山あるようで、ここでの野草散策が飽きるということはない。

ツルカノコソウ シャク ヤマルリソウ ラショウモンカズラ


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