奥伊吹の花  

Vol.16

12年10月8日(月)
昨年の春、奥伊吹にダイモンジソウが咲く場所があると聞いて時期を待って出かけた。実は、この日の前日にも下見がてら現地を訪れ、開花を確認した。その折りにいつも行きつけの場所を回ってみた。これと言って珍しい花はないが、黄色のマルバルコウだけは初見の花。たった1株だけだったが通常のマルバルコウの隣に咲いていた。因みにルコウソウ(縷光草)は、「縷」には糸という意味があり、葉が糸のように細く、花が鮮やかな紅色(緋紅(ひこう)色)であるところからの命名。マルバルコウ(丸葉縷紅)は葉が丸いことから。

ツユクサ ツユクサ マルバルコウ マルバルコウ
マルバルコウ ミゾソバ ヒガンバナ ヒガンバナ

伊吹野の田畑は、どこも畦道がヒガンバナで縁取られ、燃えるような赤が印象的だった。伊吹山を背景にした画像ではマクロレンズを使用したため、雰囲気がイマイチ。レンズ交換が面倒だと思って雑な撮り方をしてしまった。もう少しジックリと撮影すればよかったと後悔。ヤマジソ、レモンエゴマ、スズメウリはそれぞれ現地へ向かう途中で撮影したもの。

ヤマジソ レモンエゴマ スズメウリ ムラサキエノコロ
ダイモンジソウ

さて、目的のダイモンジソウ。ロケーションは良かったけれど、ピーカンでコントラストが強くなり過ぎ、上流の木立が黒潰れしてしまった。来年は曇天が朝夕の陽が当たらない時刻に訪問したい。花数は申し分なかっただけに惜しまれる。渓流の対岸にも花が咲いており、こちら側から見ると良い雰囲気に見えたが、いざ向こう岸へ回ってみるとそれほどでもなかった。

ダイモンジソウ



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