奥伊吹の花  

Vol.11

11年4月24日(日)
 過日、ネット情報で奥伊吹・伊吹野を巡る自然観察会の催しがあるのを知り、ツルシロカネソウ、カタクリなどが見られるという案内文に魅かれ、それと自分が知らないところへも連れて行ってもらえそうだったので参加申し込みをした。参加者は、愛知県、京都府、三重県など滋賀県を中心とした各県から総勢24名。午前中訪れた奥伊吹では晴れていたが、昼食が終わった頃から雨がポツポツ頬に当たる程度だったのが、伊吹野まで来た時には本格的に降り出した。

ミヤマカタバミ
スミレサイシン

 当日の集合時間は10時半。その前に伊吹へ行く時はいつも覗いてみる場所へ行ってみた。イカリソウが目当てだったのだが、ようやく蕾ができかかったところ。その代わり、この場所ではこれまで見たこともないぐらいミヤマカタバミが群生しており、少し奥まで行くと、そこにはスミレサイシン、ヤブレガサなどが咲いていた。ここで2時間近く撮影してから集合場所へ向かった。

ヤブレガサ ヒトリシズカ ヒメウズ ニリンソウ
シロモジ クロモジ ダンコウバイ キンキマメザクラ

 奥伊吹では、散策コースの残雪が多いのと、散策路の一部が崩落していて危険と言うことで、急きょコースを変更し終着点付近のみを散策。山路では、シロモジ、クロモジ、ダンコウバイの相違点などの説明を受けた。実物を前にしてみると木肌が異なるのが良く分かる。他の樹木デはキブシ、キンキマメザクラ、ニワトコなど。草花では、トキワイカリソウ、ニシキゴロモ、ユリワサビ、ミヤマハコベ、各種スミレのほか、ピンクのミヤマカタバミなども見ることができた。

ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ ミヤマカタバミ トキワイカリソウ ユリワサビ

 伊吹野では生憎の雨でカタクリ、トウゴクサバノオは花を閉じていたのが残念なところ。マルバコンロンソウ、ニリンソウ、ヒメウズなども咲いていたが傘をさしながらの撮影では思うようにいかない。今回の自然観察会は撮影が目的ではないため、ゆっくり撮影ができなかったので、近々、1週間後ぐらいに再度訪れてみようと思う。その頃にはツルシロカネソウやイカリソウ、イチリンソウなども見頃を迎えていると思う。

キブシ シハイスミレ トウゴクサバノオ ミヤマハコベ



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