伊吹山十月の花  

Vol.3

08年10月30日(木)
 この時期に伊吹山を訪れるのは初めてのこと。目的はススキをメインにした風景。逆光に輝くススキを前景に、遠景には琵琶湖を配置して撮りたかったのだが、肝心のススキが刈り取られていて構想倒れに終わってしまった。三合目周辺には他にもススキの群生はあるものの、思い描いていたイメージには程遠く、結局、風景写真は撮らずじまい。

センブリ

 そのまま帰るのも切ないので三合目を一回りした。花はほとんど終わっていて、シロヨメナ、リュウノウギク、ノコンギクなどが目に付く程度。それも時期的には盛りを過ぎ、花に勢いが感じられない。リンドウもかっては散策路脇にたくさん咲いていた記憶だが、これもすべて刈り取られている。木立の中にわずかに残っていたのを探して撮った。せめてもの救いはセンブリの群落があり、ようやく満開のときを迎えていたこと。そんな中に、まだハクサンフウロが咲き残っていたのには驚いた。

リンドウ

 下山してから奥伊吹まで行ってみることとした。姉川に沿って車を進めると、狭いながらも採り入れが終わった水田が続いている。ときどき車を降りて畦道を歩いてみたけど、見られた花はゲンノショウコ、ツメクサの仲間とエノコログサぐらいのもの。当初から期待はしていなかったものの、やはり物足らなさがあるのは否めない。おまけに、どこでどう間違ったのか、撮った画像のすべてに茶色の色被りがあって修正するのに手間取った。

ゲンノショウコ ゲンノショウコ ムラサキツメクサ エノコログサ


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