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伊吹山八月の花
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Vol.8
11年8月8日(水)
この日は二十四節気の「立秋」。暦とは裏腹にまだまだ暑い日が続いている。伊吹山へは今回で40回目となる。もちろん、すべて頂上まで登ったわけではなく、三合目だけの回数を含めての数。これまでは、伊吹山に咲く花を網羅的に撮影してきたが、今回は風景をできるだけ写し込もうという試みで、被写体もその趣旨に沿ったものを選んだ。とは言え、花によっては必ずしも思い通りに撮れるわけではない。
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キオン |
シシウド |
シシウド |
ヒヨドリバナ |
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ツルニンジン |
トモエソウ |
オトギリソウ |
シュロソウ |
いつものように西遊歩道から散策を開始。シモツケソウはすでに最盛期を過ぎていたが、コオニユリやルリトラノオが例年にも増して多く見られた。天気は曇りがちで、時々下の方から霧が湧きあがってくる。晴れたら青空を背景に、霧ならば霧に霞む花をと、できるだけ自然の状態を活かして撮るように心掛けていたつもり。
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コオニユリ |
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シモツケソウ |
シモツケソウ |
ルリトラノオ |
ルリトラノオ |
メタカラコウは咲き始めて間もないのか、どれも瑞々しい姿。いつもだったら1、2輪の花を大写しにしていたのだが、今回は群生を主体に撮った。ここで問題となるのは絞り値。あまり開放に近い値で撮ると背景がボケ過ぎてしまうし、かと言って絞り過ぎると背景がうるさくなってしまう。そのため、1カットでカメラポジションや絞り値をいろいろ変えて撮るのでついつい撮影枚数が増え、後の整理が大変。
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メタカラコウ |
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キヌタソウ |
キヌタソウ |
イブキフウロ |
イブキフウロ |
キヌタソウはこんなにもあったのか、と思うぐらい至るところで見かけた。こればかりは引いて撮るとなんの花だか分からなくなってしまうので、花に近寄って撮らざるをえない。個々の花が小さいことから絞り値を上げてf7.1〜f9.0ぐらいにしてみたが、それでも全体にピントを合わせるのは至難の業。イブキフウロのピンクを綺麗に表現するのは難しい。色が白っぽくなるのを避けるため、できるだけ背景の明るい場所に咲く花を選んで撮った。
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キンバイソウ |
キンバイソウ |
クサフジ |
キンミズヒキ |
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イワアカバナ |
キンバイソウにはもう遅いかなと思っていたが、なんとか写真になりそうな花が残っていた。イワアカバナも多く見られた。しかし、曇っていたためコントラストが弱く、シャビっとした感じになってしまった。この花も背景を選ばないと真っ黒な背景の中に花だけが浮かんでいる写真になる。そうした点に気を付けて撮ったつもりなのだが結果は芳しいものにはならず。
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ハクサンフウロ |
ミツモトソウ |
カワラナデシコ |
イブキジャコウソウ |
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キリンソウ |
キオン |
メタカラコウ |
東遊歩道から |
最後はお定まりの湿原。そろそろサギソウが咲いているはずと思って訪れてみたのだが、咲いていたのはたった3輪。その中でも写真に撮れそうなのは近くにあった1輪だけ。どれも変わり映えのしない画像だが少しずつカメラアングルを変えて撮ってみた。ミミカキグサは数が減ったようで、ほんのわずかしか見られなかった。ホザキノミミカキグサも同様で、近くで見れたのはこの個体だけ。シロバナミミカキグサは全く目に付かなかった。
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サギソウ |
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ホザキノミミカキグサ |
ホザキノミミカキグサ |
ムラサキミミカキグサ |
コマツカサススキ |