伊吹山七月の花  

Vol.5

13年7月25日(木)
伊吹山へは約1カ月ぶりの訪問。やはり夏になるとこの山へ行ってみたくなる。今年はルリトラノオが遅れていてほとんど見かけなかった。その代わりにキンバイソウが例年になく数が多くそれもちょうど見頃を迎えていた。この日は曇りがちながら時々晴れ間も見え、時には霧が出たりしてめまぐるしく天気が変化した。写真を撮るにはむしろこの方が有難いと言える。出発した時刻が遅かったので朝露の乗った花を見れなかったのが少々残念なところ。

カワラナデシコ
キンバイソウ キンバイソウ キンバイソウ イブキトラノオ

いつものように西遊歩道から登って行くとクガイソウが目についた。遊歩道脇にはヒヨクソウがいつもに増して沢山咲いていた。この花はカメラのレンズを通して見ると可愛くてついつい撮りたくなるが、まずは頂上へと急ぐ。山頂の少し手前あたりにはカワラナデシコがキバナカワラマツバに混じって大きな群落を作っており、あまりの見事さに珍しくカメラを向けた。その近くにはキンバイソウの群落。花はまだ初々しさを保っていてここでかなりの時間を費やした。

イブキジャコウソウ
クガイソウ クガイソウ クガイソウ シモツケ

伊吹山には多くの固有種がある。中でもイブキジャコウソウは有名な花。イブキフウロは年々その数を減らしてきており、この日見ることができたのはほんの数株。キバナノレンリソウは反対に随所で見かけた。この花は本来は帰化植物なのだが日本では伊吹山だけに見られる。ヒメフウロはそれほど珍しい花ではないが、なぜか山頂付近では数が少ない。シモツケソウはようやく蕾が出かかった程度で、8月の声を聞かないとお目にかかれそうもない。

ヒメフウロ ヒメフウロ キバナノレンリソウ イブキフウロ
シュロソウ クサフジ シモツケ ヤマホタルブクロ



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