伊吹山七月の花  

Vol.2

07年7月1日(火)
 二週間前に来たときよりハクサンフウロの数がグッと増えていた。林の中ではヤマアジサイがしっとりとした姿で佇んでいる。ヤマアジサイの装飾花は通常4枚なのだが、3枚〜6枚のものもあるそうで、色も形も変化が多い。写真両端のヤマアジサイは装飾花が3枚しかないけど、クサアジサイとは姿が明らかに異なって見える。わずかの間に花の種類も増え、賑やかになってきた。鮮やかな紫色の花を見つけ、クサフジのつもりで撮ったがよく見てみればナンテンハギ。

ウツボグサ ハクサンフウロ タカトウダイ ナンテンハギ
コアジサイ ヤマアジサイ ヤマアジサイ ヤマアジサイ

 日当たりの良い草原にはクララが沢山咲いていた。下欄の「ササユリ?」と「?」マークがつけてあるのは、ササユリにしては花の着き方が多すぎるが形がよく似ているので。オカタツナミソウはほぼ花期を終え、残り花。ヤマホタルブクロはもう最盛期を過ぎたのか、形の良いものが少ない。それに代わってカラマツソウが姿を見せ始めた。

ナルコユリ イヌゴマ クララ ササユリ?
コナスビ ヤマホタルブクロ オカタツナミソウ カラマツソウ

 ゴンドラリフト前の丘にはもうユウスゲが咲き始めていた。かなり陽の高い時間から咲いているので名前の由来からくるイメージとはちょっと異なる。やはり夕方に咲いていたほうが風情があっていい。蝶の仲間で「ヒョウモン」と名の付くものは同定が難しいが、翅の裏側を見ると見分けやすくなる。「ミヤマカラスアゲハ」は「カラスアゲハ」と非常によく似ているが、これも翅の白斑が目印。道端に溜まった水を飲んでいたのだと思う。

ササユリ 何の紅葉? ミヤマカラスアゲハ ウラギンヒョウモン
ユウスゲ ユウスゲ クルマムグラ ミズタビラコ

 伊吹を下山して、奥伊吹にも寄ってみた。登山道の入り口付近ではコマツナギが威勢よく天に向かって花穂を伸ばしていた。アキノタムラソウもその名に似ず、この時期から花を咲かせる。「ムグラ」類と「クルマバソウ」も見分けるのが難しい花。葉や茎に毛があるかどうかとか、葉・花の形でなんとか判断するしかない。小さい花だけに、ルーペが必要かも。

コマツナギ ミズタビラコ アキノタムラソウ アキノタムラソウ



07年7月8日(日)
 昨年来、伊吹山へはかなり頻繁に来ているつもりなのに、7月に訪れるのが2年ぶりだとは気が付かなかった。今回は、東北の山めぐりへ出かける前の体力テストを兼ねての登山。午前8時15分に麓から登り始めて下山したのが丁度午後5時。ちょっと時間をかけ過ぎている。いざ本番のときは時間配分に注意が必要だと感じた。

クララ マルバタケブキ タカトウダイ ミヤコグサ
イブキジャコウソウ イブキジャコウソウ キバナノレンリソウ ナワシロイチゴ

 登山口から少し上がったところで2,3種類の花を撮ったが、後から見てみたらいずれもピンボケ。早朝の樹林の中で曇り空だと光量不足でISOを800にしてもスピードが得られず、手ぶれのオンパレードになってしまった。やはりそんなときは三脚のご厄介になるしかなさそうだ。

オトコエシ キリンソウ クサタチバナ イブキボウフウ?
シモツケ イブキトラノオ グンナイフウロ グンナイフウロ

 今日の収穫は、イブキジャコウソウとクサタチバナ。いずれも初見の花だ。グンナイフウロは既に終わっており、苦労して咲き残りの花を探した。3合目から頂上にかけての登山道脇にはさまざまな形をしたキバナノレンリソウ、クサフジ、コウゾリナが途切れることなる咲いており、見飽きることがなかった。

ササユリ カワラナデシコ コウゾリナ ウツボグサ
ハクサンフウロ ダイコンソウ クサフジ カラマツソウ

 セリ科の花の見分けが難しく、名前をつけてあげられないのが残念。多分、花の多い方はミヤマトウキだと思うが、同定するだけの確証がない。山頂では盛夏の花にはまだ少しはやかったようで、もう3週間ほど経たないとルリトラノオ、オタカラコウなどを見ることができない。ハクサンフウロもところどころで見かけたがまだ数が少ない。

イヌトウバナ ヤマホタルブクロ キバナノカワラマツバ シシウド
ニッコウキスゲ ノミノツヅリ ギボウシ ヒヨクソウ

 七合目あたりからは随所にヒヨクソウが咲いており、形の良さそうな花を見つけては何枚も撮ったが、どれも何か物足らない写真となってしまった。帰路、三合目ではユウスゲの花が開き、下山する私を見送ってくれた。

カノコソウ コイブキアザミ ユウスゲ ヒメフウロ