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伊吹山六月の花
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Vol.6
09年6月29日(月)
伊吹山は前回の訪問からまだ3週間しか経っておらず、それほど花の変化は期待できないなぁと思いつつの訪問。午後には雨になるとの天気予報だったので急ぎの花散策となった。風が強く、時が経つにつれて霧も出てきて、撮影には苦労を強いられた。グンナイフウロはさすがにもう終盤で、散った花も多かったがクサタチバナはまだ健在。タカトウダイがいたるところで咲き始めており、花を選ぶには楽だった。ヒメフウロの愛らしいピンクの花を見るとついついカメラを向けてしまう。
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クサタチバナ |
クサタチバナ |
グンナイフウロ |
グンナイフウロ |
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タカトウダイ |
タカトウダイ |
ヒメフウロ |
ヒメフウロ |
ヒヨクソウはすっかり背丈も伸び、花数を増やして登山道脇を小さな瑠璃色の花で飾っていた。ミヤマコアザミはノアザミの変種で、伊吹山の固有種。よく似たコイブキアザミが8月頃咲くのに対して7月初めには花をつける。頂上間近というところでクモキリソウに似た花を見つけた。葉がかなり傷んでいて、花も弱々しい感じ。下欄の最初の写真は「???」になっている。ヤマアジサイかとも思うが自信がない。
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??? |
イブキシモツケ |
ミヤマコアザミ |
ミヤマコアザミ |
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ツルアジサイ |
クモキリソウ? |
ヒヨクソウ |
ヒヨクソウ |
シモツケはこれから本番を迎えるところで、山が真っ赤に染まるのはちょっと先の話。頂上に近づくにつれてキバナノレンリソウが目に付くようになった。今が見ごろかもしれない。ニッコウキスゲ、イブキトラノオもかなり咲いていた。こういう背丈の高い花は、風が吹くといつまででも揺れている。アップで撮ろうとすると被写体ブレが激しく、とても撮影は無理なので、風景的な構図で撮ってみたらなんとか様になったようだ。
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シモツケ |
シモツケ |
キバナノレンリソウ |
キバナノレンリソウ |
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ニッコウキスゲ |
ニッコウキスゲ |
イブキトラノオ |
イブキトラノオ |
カノコソウは今が全盛なのか、どこでもあの特徴のある花を見ることができた。頂上を一回りしたところで空が暗くなってきた。雲行きが雨の近いことを示している。まだ12時を少し過ぎたばかりだったが降られる前に下山するため車まで戻り、動き始めたらウインドガラスにポツポツと雨が当たり始めた。ドライブウエイを降りて、いつもの湿原の様子を見てこようと現地に向かったが、とうとう雨が本降りになり、とても散策どころではなくなってきたのでUターンして帰途へついた。