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伊吹山六月の花
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Vol.5
09年6月8日(月)
伊吹山もそろそろ夏の装いになってきたのではないか、と思って訪れてみた。最近、伊吹へ来た時には山麓の様子を見るのが習慣のようになって、今は何が咲いているのだろうとの好奇心から、この日も春先にセリバオウレンやイカリソウで賑わった場所へ寄ってみた。薄暗い森の中へ入ると、オカタツナミソウの姿。イカリソウの時のように"あたり一面"というほどでもないが、それでも結構な数が咲いていた。
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オカタツナミソウ |
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サワギク |
サワギク |
ウメガサソウ |
イチヤクソウ |
場所を変えてもう一つのチェックポイントへ行くと、今度はウメガサソウ。ここはそれほど大きな群落ではないが、それでもかなりな数がまとまって咲いている。その傍にはイチヤクソウが次の出番を待ちかまえていて、花を開きかけてスタンバイ。ここでも玉ボケのオンパレードになってしまった。別に特別意識してそうしているわけでもないのだが、構図的を考えながら撮るとどうしてもこうなってしまう。
さて、次はいよいよ本来の目的地の伊吹山。西遊歩道から山へ入るとクサタチバナの白い花が目立つ。山肌の岩にはクルマムグラが小さな花をつけていた。この日は上空は晴れているのだが、霧が出ていて時折ふんわりと花を包み込んでしまう。そのおかげで小さな白い花でもそれほど苦労することなくカメラに収めることができた。ヒメフウロは登り始めてから下山するまでの間にたった1輪お目にかかっただけ。
今の時期、伊吹山の主役はなんと言ってもグンナイフウロ。花の色は白っぽいものからピンクや青味がかったものまで千差万別。主流は薄い青紫か。この花は、ただ見ているぶんには綺麗でいいけれど、"いざ写真"となると、まず花付きや枝ぶりの良いものを探すのに苦労する。いろいろ試行錯誤しながら撮影してみたのだが、なかなか気に入った写真が撮れない。下段の縦写真の左から2枚目は、わざと露出オーバー気味にしてハイキータッチの仕上げにしてみたけど、どうだろう(笑)。
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グンナイフウロ |
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グンナイフウロ |
イブキノエンドウ |
コバノミミナグサ |
コバノミミナグサ |
伊吹山頂付近では初夏から盛夏にかけてヒヨクソウを見かける。この日もその姿を求めて注意しながら探したけれど、見つけることができたのは、わずかに西遊歩道で2株、東遊歩道で4株だけだった。伊吹山は樹木が少ないのでいつも風の影響を受ける。ピント合わせからシャッターを押す瞬間までは息を止めながらの作業だけに、こらえきれなくなってやり直しも多い。でも、風も息をするので、止まった瞬間を粘り強く待つしかない。このヒヨクソウもそんな風と戦いながらの撮影だった。なお、ヤマガラシは別名イブキガラシとも言う。
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ヒヨクソウ |
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ノビネチドリ |
ノビネチドリ |
ホウチャクソウ |
ヤマガラシ |
他のホームページで伊吹山で撮ったノビネチドリを目にすることがあるのだが、どうした訳か、私はこれまでここでは出会ったことがなかった。たまたまネット友達から情報を得て教えられた場所へ行ってみたら、イキの良いノビネチドリを目にすることができた。花が咲き始めて間がないのか、ことのほか瑞々しく感じられた。東遊歩道経由で下山後、例によっていつもの湿原へ。入口へ入ろうとするとネジキがお出迎え。湿原内ではトキソウが木道のすぐ近くでいくつか咲いており、どれを撮るか嬉しい悲鳴。
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ハクサンハタザオ |
オドリコソウ(赤色) |
イブキシモツケ |
ネジキ |
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トキソウ |