伊吹山六月の花  

Vol.1

06年6月11日(日)
 これまで伊吹山へは何度も登っているが車登山ばかりだった。自分の足で山頂まで登るのは初めての経験。と言っても、麓から登るのはキツイので三合目まではゴンドラを利用。昨年の大雪の影響で今年は開花時期の見極めが難しい。三合目に着いてみると、春の花は店じまい、夏の花は只今準備中といった感じで、花の種類は少なかった。

オカタツナミソウ イブキノエンドウ イブキガラシ オドリコソウ
キバナハタザオ ウスバシロチョウ タチツボスミレ オオマムシグサ

 そんな中で目についたのがオドリコソウ。白から濃いピンクまでのバリエーションがあり、登山道脇に延々と続いていた。イブキノエンドウはあまり目立たない花だが、これもオドリコソウに負けじとばかり咲き競っていた。スキー場のゲレンデには白・赤ツメクサ一面に咲いていて春先の姿はもうどこにもなかった。

アカツメグサ キバナノレンリソウ アヤメ ハクサンフウロ
コウゾリナ ヤマホタルブクロ ニガナ マメグンバイナズナ

 頂上が目に見えるようになると次第に花の種類が増え、ハタザオやセリ科の仲間もチラホラ姿を見せる。花の色は圧倒的に白が多く、写真として見ると彩には多少物足らなさを感じてしまう。

ハクサンハタザオ カラマツソウ イブキシモツケ ウツギ
カンボク ミヤマトウキ ガマズミ ヒメレンゲ

 頂上も間近。グンナイフウロが見えだした。この花も薄い青紫から白色まで個体差がある。まだ咲き始めたばかりなのか、なんとなく初々しい雰囲気があり、花の付け方も写真向きに色々なポーズをとってくれて嬉しい。山頂付近ではやや小さめのニリンソウが群落を作っていた他はこれと言って見る花もなく、もう1ヵ月、時の経つのを必要としているようだ。

グンナイフウロ ニリンソウ コバノミミナグサ シモツケ

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