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伊吹山四月の花
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Vol.3
10年4月8日(木)
今年初めての伊吹山三合目。いつもは麓から登山道をそのまま登るのだが、1合目から2合目までのあのダラダラ坂を登るのは妙に疲れるので避けたいのと、道中、野草がほとんど期待できないことから、今回は趣向を変えてその区間だけは林道を歩くことにした。麓から1合目まではセントウソウが途切れることなく咲いていた。時々思い出したようにスミレの仲間やミヤマカタバミ、スハマソウなども顔を見せたが数はそれほど多くはない。
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ミヤマカタバミ |
セントウソウ |
イカリソウ |
ヘビイチゴ? |
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ヒトリシズカ |
1合目から2合目にかけての林道にはいろいろな花が咲いていた。その中でも、ヒトリシズカは全く予想もしていなかっただけに、出会えたのは嬉しかった。スミレの名前は徐々に覚えつつあるが、現在程度の知識ではまだまだ同定が難しい。樹木となるとさらに名前が分からず、ニワトコ、ウグイスカグラ、オニシバリまではなんとか分かったものの、最初にある「アブラチャン?」としたものは、あの花姿だけでの同定は困難。
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タチツボスミレ? |
コスミレ |
アオイスミレ |
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アブラチャン? |
ニワトコ |
ウグイスカグラ |
オニシバリ |
予想外だったのは、上に行くにしたがって林道沿いにたくさんのスハマソウが見られるようになったこと。今までこの時期に林道を歩いたことが余りなかっただけに新たな発見。この花は好みの花だけにもっと早く知っておくべきだった。2合目からは登山道に戻って登ることにした。なお、ここから先、ヒメニラとスハマソウは後日撮影したものが混在している。
ヒロハノアマナとアマナも非常によく似ており、花だけを見て区別するのはなかなか難しい。その名が示す通り、ヒロハノアマナは葉の幅が広く、その中央に青味がかった筋が見られるので容易に見分けることができる。因みにどちらも日本産のチューリップと言われているようだ。
今回はいたるところでスハマソウを見た。まるでスハマソウの山とでも言えそうな量である。これまで知らなかったところにもスハマソウの大群落があることが分かり、来年も楽しみ。また、その中でヒメニラも群生しており独特の匂を漂わせていた。ただ、どういうわけか咲いていたのはただの1輪。花径が2mm前後しかないので見つけるのは至難の業。
3合目ではキバナノアマナが満開。ここの個体の色は山麓の花と比べ少し緑っぽい色をしている。セツブンソウはもう終盤近くながらまだ多くの花が咲いていた。これも麓の花と比べるとややこぶり。今回は新たに2カ所ばかり群生している場所を見つけた。森の中にもスハマソウの大群落。この日はたっぷりとスハマソウを楽しむことができ、大満足。