東三河・春の野草  

Vol.9

08年5月18日(日)
 今年に入ってから、春の東三河にはほぼ一ヶ月に一度の割合で訪れている。当然のこととはいえ、それぞれの時期毎に花たちが装いを凝らして出迎えてくれるのが嬉しい。今回は、新城から東栄を経て稲武を巡るコース。新城の里山ではシライトソウが満開で、あちこちに白い花穂を立ち上げていた。

シライトソウ シライトソウ シソバタツナミ シソバタツナミ
スイカズラ ハス ニワゼキショウ コゴメウツギ

 タツナミソウにもいろいろ種類があるようで、ここに掲載したタツナミソウは葉の形や色からすると「シソバタツナミ」「ホナガタツナミソウ」「トウゴクシソバタツナミソウ」のどれか。茎の色と毛の向き、葉脈の紫班の様子が「シソバタツナミ」に最も似ているのでこれを採用した。参考:いがりまさし氏「Tore-Tate.com(http://www.plantsindex.com/)」

コツクバネウツギ ツクバネウツギ ガクウツギ ユキザサ
クワガタソウ クワガタソウ タチドコロ ツクバネソウ

 この季節の山にはチゴユリ、ツクバネソウ、ユキザサといったユリ科の花を良く見かける。どれも派手さはないものの、それぞれに特徴があって面白い。今回も野生ランを求めて探し回ったけれどなかなか見つけることができない。聞くところによると、山道の脇や目に付くところに咲いていた花は盗掘などによってことごとく失われてしまったそうで、嘆かわしいことである。やはり「あの場所のどこどこに咲いている」というポイントまで知っている人に聞くしかないのかもしれない。

クリンソウ タニギキョウ コケイラン ニョイスミレ


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