東三河・春の野草  

Vol.8


08年4月15日(火)
 ちょうど1ヶ月ぶりの東三河。季節は進み、花の種類もグッと増えてきた。この日のお目当てはコケリンドウ。咲く場所を教えていただいたので早速訪れてみた。現地に着いたのは午前8時半。空にはうっすらと雲がかかっていたが朝から暖かい陽気となった。目的の場所へ行くと、リンドウらしきものが見当たらない。開きかけのタチイヌノフグリに似た花があったが、後になってみるとそれがコケリンドウだった。

コケリンドウ
ヤハズノエンドウ コメツブツメクサ ニガナ ムラサキサギゴケ

 花を探しているうちに気温が徐々に上がり、コケリンドウが一斉に花を開いた。想像していたものよりはるかに花がこぶりで、「コケのように小さいリンドウ」という名前の由来もなるほどと頷ける。初めて見た花は離れて撮ろうとしてもどうしても大写しになってしまう。撮影中、冷静さを保つのは簡単なようでなかなか難しい。土手にはいつも見慣れた花たちが一面に咲いていた。

ヒメハギ タチツボスミレ? マツバウンラン アリアケスミレ?
キジムシロ キケマン ニガイチゴ ミヤコグサ

 そこでは2時間近くも撮影したのでそろそろ次のポイントへ。比丘尼とその周辺を散策しながら花を探す。初めての場所で林の中にキケマンが咲いているのを見つけた。この花は海岸近くに咲くのだそうで、こうした場所にあるのは珍しいという。スミレの仲間も何種類か見たけれど、名前がわからないのはなんとも歯がゆい想い。

スノーフレーク フイリフモトスミレ ハルリンドウ ハルリンドウ
カキドオシ ムラサキケマン ユリワサビ ヤマルリソウ

 帰路は東栄から浜松へも立ち寄り、設楽を抜けて豊田に出た。途中2箇所ばかり教えられたところを覗いてみた。最初のポイントはすでに花が終わっていたが、2番目のポイントでは山の斜面にニリンソウの大群落があり、その上にはヤマルリソウの群落。その傍にはゲンゲまで咲いていた。

ヤマルリソウ ?テンナンショウ ニリンソウ ゲンゲ


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