東三河・春の野草  

Vol.40


15年4月28日(火)
キンランを撮るのは久しぶりのこと。この花はあまり固まって咲くことはなく、あちらに1株、こちらに1株と思い々々に咲く場所を選んでいるようにもみえる。花は一時よりかなり少なめ。花風景写真は背景によって出来映えが大きく左右されるので、それらしき場所に咲く花を選んで撮影するのだが、周囲にはわずかばかり木立があるのみでどちらかと言えば変化に乏しい場所とあって撮影には工夫を要する。

キンラン
キンラン

最近、野草写真では絞り値で結果が決まるという感じが強い。つまり花や背景のボケ具合は、カメラから被写体、被写体から背景までの距離によって大きく異なること、また画像全体に占める花の割合、つまり空間の広がり具合によっても見た印象が変わってくるので、これらのバランスをどうとればよいのか常に悩むことになる。「コレ」といった感じが掴めないときはいろいろ条件を変えて撮影するのでどうしても撮影枚数が増えてしまい、事後に大変な労力を必要とする。

キンラン
フデリンドウ フデリンドウ フデリンドウ ニガナ



inserted by FC2 system