東三河・春の野草  

Vol.30


11年03月22日(火)
 東北関東大震災により、少しの間遠出を控えていた。その間にも野草は次々と開花している。この10日間ばかり、ネットの掲示板に掲載される野草を横目に見てウズウズしながら過ごしていた。天気予報では目的地周辺は終日曇り。野草仲間からの情報では昼ごろになって晴れてきたとのことで、とうとう我慢しきず東三河へ出かけた。出発時間が午後だったためか、高速道路は思いのほか空いていて予定より30分ぐらい早く現地へ到着した。それでも時刻は2時。

カタクリ
カタクリ

 いつもの里山ではカタクリが満開。見たかった花の一つであるヒロハノアマナはどれも花を閉じていて、開いていたのはほんの数輪。イチリンソウもあったがこれも開花はたった2輪だけ。ここで1時間半ぐらい撮影して次の場所へ移動した。ミノコバイモは毎年のように盗掘被害に遭っているらしく、以前と比べるとかなり花数が減っている。花は山側の土手に咲いているのだが、縄張りがしてあって近くで撮るのが難しい。ようやくなんとか撮れそうな花を探しての撮影だった。

カタクリ カタクリ ヒロハノアマナ ヒロハノアマナ
ジロボウエンゴサク イチリンソウ イチリンソウ イチリンソウ

 この日はもう1カ所へも寄るつもりをしていたが時刻はすでに4時を回っており、そのうえ雲まで出てきたので断念。わずか2時間ばかりの撮影ながら、花そのものはちょうど見ごろでそれなりに満足のいくものだった。今年のテーマは「花のある風景」。その意味からはもう少しじっくり撮りたかったけれども、時間が無くて慌ただしい撮影になってしまったのが心残り。

ミノコバイモ



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