東三河・春の野草  

Vol.17


09年4月15日(水)
 ここに掲載した花は東・西・奥三河地方の7カ所で撮った花。そのうち最も多いのが東三河での花なので、このアルバムに加えた。ナンカイイワカガミは初見の花。最近いろいろな掲示板で見かけ、綺麗だなあと思っていたので訪れてみた。川沿いに続く湿地を奥へ進むと散策路脇の山の斜面一面に群生しており、すぐにそれと分かった。湿原にはこの他にハルリンドウ、ミツバツツジなどが見られた。

ナンカイイワカガミ
ナンカイイワカガミ

 ナンカイイワカガミを撮った後、同じ道を戻り、途中でミツバツツジを撮っていたら、近くに居合わせた人の「あっ、ギフチョウ」という声が聴こえた。視線を追っていくとミツバツツジの花から花へとギフチョウが蜜を求めて飛び回っている。しばらく蝶に遊んでもらった。下欄の下段の写真は湿原入口付近の道で撮ったもの。

ハルリンドウ ハルリンドウ ミツバツツジ ギフチョウ
モミジイチゴ? カキドオシ ツルニチニチソウ ツルニチニチソウ

 次はこのページタイトルのとおり東三河。以前にネット仲間からフラサバソウの咲いているところを教えてもらったので行ってみたところ、まだ元気な姿を見せてくれた。姿形はオオイヌノフグリとよく似ているが、こちらの方は花が小さく、何よりも毛深いのが特徴。この日は風が強く吹いていたのでユラユラ揺れる花が一瞬止まるタイミングを見ての撮影で思わぬ時間がかかってしまった。

フラサバソウ フラサバソウ ヒメウズ ヒメウズ
コケリンドウ

 次はコケリンドウ。草丈が5cmにも満たない小さな花で、堤防の法面に咲いている。今年は昨年よりも花数が多くなっているような気がした。それにしても、いざ撮影となるとこの花は難しい。よく刈り込まれた芝生のようなところに咲いており、背景を工夫しようにも何もない。ほとんどの花は1輪ずつポツンポツンと咲いているが、写真ではできるだけ一カ所に集まっているのを探した。オカオグルマからは名古屋へ帰る途中の花。

カスマグサ ミヤコグサ オカオグルマ オカオグルマ
カキドオシ ヤマルリソウ キランソウ ニリンソウ

 いつもだったら名古屋へ向かうには151号線を北東方向に向かって稲武経由で帰るのだが、この日は逆に北西方向へと向きを変え、足助経由で帰ることにした。途中3カ所ばかりの花スポットへ立ち寄り、最後の目的地・足助へ着いたときはすでに夕方6時近くになっていた。カタクリの咲く山はすっかり花がなくなり、目立つ花といえば登り口のニリンソウと山のいたるところに咲くヤマルリソウが目につくぐらい。ナベワリは初見の花。葉の下に花がぶらさがり、なおかつ下向きに咲くので撮りづらかった。

マムシグサ ナベワリ


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