東三河・春の野草  

Vol.16


09年3月11日(水)
 先日、オキナグサを見に行ったときは午後3時近くでゆっくり撮る時間がなかった。今回は、オキナグサを最初に撮るため、回るルートを先日とは逆コースにした。それでも現地に着いたのがかれこれ11時近くになっていた。いつものことながら、写真を撮り始めると夢中になって時間の感覚がなくなってしまい、昼食などどうでもよくなってしまう。この日も昼食はやはり2時半ごろになってしまった。なお、オキナグサの咲いている場所は東三河と異なるが、整理の都合上この地域に含めたもの。

ヤマルリソウ
オキナグサ

 ヤマルリソウは山の岩肌から湧水がしたたり落ちて湿っているところにたくさん咲いていた。この花はピンクからブルーまで色のバリエーションが豊富でなかなか綺麗。ただ、花は傷みやすく、気をつけて撮らないと後で悔しい思いをしなければならない。空は曇り時々晴れといった感じで、風がやや強く肌寒かった。そのせいか、オキナグサの花の開き具合がイマイチ。逆に、この白い花を撮るには、柔らかな光で良い条件だったのかもしれない。

オキナグサ オキナグサ ジロボウエンゴサク ヒロハノアマナ
カタクリ

 もうそろそろカタクリが咲くころ、と思っていつもの場所へ寄ってみると、数は少ないながらもところどころに程よく開いているカタクリがあった。風が凪ぐのを待って撮るわけだが、息を止めていると苦しくなって何度も深呼吸。そうするとまたピント合わせやカメラアングルの設定のやり直し。野草の撮影ではこういう時間のロスがあって思っている以上に時間がかかる。それだけに上手く撮れたときは嬉しいものだ。

カタクリ


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