東三河・春の野草  

Vol.10

08年5月28日(木)
 「春の野草」といっても。梅雨を間近に控え、このところ気温はすっかり夏。久しぶりに伊良湖岬から東三河を一巡りしてみた。伊良湖岬はやはり風が強く、いくら海浜植物の背が低く、造りが頑丈といってもその影響を免れることはできず、1回シャッターを押す度に風待ち。花のほとんどは砂浜に這うようにして咲いているので構図の撮り方が難しい。

トベラ ハマダイコン ハマダイコン コシロノセンダングサ
ハマボッス ハマヒルガオ コマツヨイグサ ハマナデシコ?

 この文を挟んで上下2つのブロックは伊良湖岬で撮ったもの。名前を見るとほとんど種名の冠に「ハマ」の字がある。環境に適合するように独特の進化を遂げた結果だろう。伊良湖は一年中なんらかの花が見られるのでもう少し足しげく通ってみたいところだが、なにぶん自宅から3時間近くを要してはホイホイと気安く出かけるわけにはいかない。

ハナニガナ ハマボウフウ ハマエンドウ テリハノイバラ
ハマニガナ ハマボッス ハマエンドウ ミヤコグサ

 伊良湖の次は葦毛湿原。まだ夏の花には早いこともあって花の種類は少ない。それでもトキソウがチラホラ咲き始めていた。ザッと一回りしただけなので歩いていて目につく花だけを撮った。他のホームページを見ると、同じような日付で野生ランなども掲載されているので次の機会にはじっくり見て歩きたい。

トキソウ トキソウ トキソウ ノイバラ
クロミノニシゴリ イヌツゲ アギスミレ ムカシヤンマ

 時刻は2時半。豊橋から東名高速の豊川インターへ直行するには少し早いなあ、と思っていつもの城跡へ寄ってみることとした。歩き始めるとシライトソウがまだがんばっていた。しかし、さすがに花数は少なくなっている。散策路脇の土手に目をやると小さな白い花。ツルアリドオシが真っ白な花弁にうっすらと紅の縁取りをして咲いていた。イタチハギは途中にある調整池で撮ったもの。

イタチハギ シソバタツナミ ツルアリドオシ ツルアリドオシ


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