東三河・秋の野草  

Vol.8

07年10月27日(土)
 時ならぬ台風20号の余波を受けて雨の一日となってしまった。「午後から晴れ」の天気予報を頼りに出かけたものの、晴れるどころか夕刻まで降り続いた。今回も先週に引き続いて東三河。そろそろムラサキセンブリが見頃を迎えそうということで、先日Sさんに教えていただいた場所を再度訪れることにした。ネットでなんとか登り口を見つけて現地へ行ってみると、期待した通り山の斜面に点々とムラサキセンブリが咲いていた。

コアサガオ ツリガネニンジン ヤマハッカ アキカラマツ
ムラサキセンブリ。山の斜面に点々と咲いていた。

 雨の日とあって、花には雨滴がつき、しっとりとした感じ。高さ100m足らずの小さな山にもかかわらず特異な土質のせいか、季節を通してみるといろいろな花が見れそう。カメラに雨カバーを装着し、傘を差しながらの撮影とあってカメラポジションなどは不自由を強いられる。じっくり撮影することもままならず、結果的にはどれも証拠写真まがいの絵になってしまった。

ムラサキセンブリ ムラサキセンブリ ツリガネニンジン シモツケ
コガンピ ノコンギク ヤマラッキョウ ホウキギク

 次の予定地は比丘尼と決めていたが、思いのほかムラサキセンブリが咲いていたので予定を変更して伊良湖へ向かった。海辺の花には「ハマ」の名を冠したものが多い。その代表的なものはハマユウだが、すでに花の時季は過ぎている。「ハマギク?」の「?」は、葉の形はハマギクそのもののように見えるものの、花の中心部が図鑑で見たものと少し異なるので種名に自信が持てない。ハマグルマは別名ネコノシタともいい、花弁が猫の舌のようにザラザラしていることに由来する。

コシロノセンダングサ ハマナデシコ アゼトウナ イワダレソウ
ハマゴウ ハマアザミ  ハマギク? ハマグルマ


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