東三河・秋の野草  

Vol.40

12年11月10日(土)
センブリの撮影は、花本来の色の再現はもとより構図も難しい。引いて撮ろうとすると肝心の花がみすぼらしくなってしまうし、アップにすれば構図が単調になる。そんなこともあって、今回は花の周囲にある物を活かして撮れないかと思って試行錯誤しながら撮影に臨んだ。しかし、花姿が良くてなおかつ背景にも恵まれている花を探すのは至難の業。

ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリ

ムラサキセンブリの咲く山は蛇紋岩地。そこで岩とか石を背景に配置したり、笹の葉を前ボケに使ったり、時間を朝や夕方にしたりと、いろいろ工夫はしたもののどうもしっくりいかない。今秋はこの花だけでも4回も撮影に挑んだがやっぱり不完全燃焼。16枚も掲載したのは苦闘の証。来年の撮影のために参考になればと思って敢えて数を多くした。

ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリ

ムラサキセンブリの山へは午後2時過ぎに行くことにしていたので、それまでの間は別の場所で撮影。残念ながらほとんどの花は花期を終えていて、咲いていたのはリンドウ、フユノハナワラビ、ヤクシソウぐらいのもの。シモツケソウ、ヤマラッキョウ、ヤナギノギクはムラサキセンブリを撮った帰り道にそさくさと撮ったもの。

リンドウ リンドウ リンドウ シモツケソウ
ヤマラッキョウ ヤマラッキョウ フユノハナワラビ ヤナギノギク



inserted by FC2 system