東三河・秋の野草  

Vol.37

12年10月24日(水)
今年最初のムラサキセンブリ。この場所では年々花数が減っており、絶滅の危惧すら感じさせるようになってきた。昨年も同じ日に訪問したのだが、花の遅れもあってか見られた花はわずかに5株程度。それも複数の花をつけていたのはたった1株だけという状態で、あとは1茎1輪。これでは花を選ぶどころではなく、僅かな花で手を変え品を変えて撮るより仕方がなかった。

ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリ

他に何か咲いていないかと歩きまわって探したら、白花のヤマハッカを見つけた。珍しいのでとりあえずアップ。あとはヤマラッキョウぐらい。こちらはまだ咲き始めて間もない。この花は茎がひょろ長く、まことに構図がとりにくい花だ。周囲の草を背景にあしらってはみたが、ちょっと背景の色が気にくわない。

ムラサキセンブリ ムラサキセンブリ ヤマハッカ(白花) ヤマラッキョウ

次はイヌセンブリ。いつも咲いている場所にはたった1輪しか見当たらない。どうやら刈り取られてしまったようだ。探索範囲を拡げてみたら、なんとそこにはこれまで見たことがないような大株があった。その周辺にもポチポチと咲いていて思わぬ収穫。写真的には絞り不足が目立つ。これだけ多数の花がある場合、もう少し絞りこんだ方が良さそうに思う。それとも1輪だけを強調してあとはぼかしてみるとか、もう一工夫する必要がありそう。

ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリ



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