東三河・秋の野草  

Vol.21

10年9月7日(火)
 今年は9月に入ったというのに一向に涼しくなるどころか、連日盛夏を思わせる猛暑が続いている。これをスーパー残暑と言うのだそうな。名古屋の暑さは有名なのだが今年ばかりは全国的に気温が高い。気温の推移をみていても春先からずーっと2週間ばかり後ろにずれていて、野草の開花時期を見極めるのが非常に難しい。今回はそんなわけで秋の花にはまだちょっと早いかなと思いつつ、出掛けてみたところ、なんのなんの、結構咲いていてくれた。

ミシマサイコ

ミカワマツムシソウ


 上欄のミシマサイコと下欄のマツバニンジンは初見の花。すでにミカワマツムシソウが咲いているとは思わなかった。それも、"こんなところで"、と新たな発見。ミカワマツムシソウは茎が長く、葉と花を同じ画面に写し込むのは難しいのだが、上の画像は数株が集まって咲いており、そのうちの一株がちょうど他の株の葉の部分に寄りかかって咲いていたので上手く撮れた。そういう意味ではちょっと珍しい画像かな、とも思う。

マツバニンジン マツバニンジン コガンピ コガンピ
キキョウ ナンバンギセル ナンバンギセル ナツフジ

 場所を変えて、先日訪れた林道へ行ってみたら、側溝工事が行われていた。道の両側はかなりの幅で草が刈り取られていたり掘り返されていて、土がうず高く積まれている。オオヒナノウスツボをもう一度見たいと思ったのに、無残にも引き抜かれて道端に転がっていた。アチャー!。その代わり、オオルリソウの大群生を見ることができたし、オタカラコウもちょうど見ごろを迎えていたので、まっ、いいか!。

ヘクソカズラ オオニシキソウ ウスゲチョウジタデ コケオトギリ
オオルリソウ オオルリソウ オタカラコウ オタカラコウ



inserted by FC2 system