東三河・秋の野草  

Vol.2

07年11月07日(水)
 ぐずついた天気が続いていたが、朝起きてみれば快晴。急に思い立って東三河へ出かけた。というのも前回撮ったムラサキセンブリの花の色がなんとなくスッキリせず、再度撮り直そうと思っての事。11月に入ってからグッと花数も増え、今が見頃といったところ。エンシュウハグマ、コウヤボウキはそろそろ終り。代わってリュウノウギクが勢い良く咲いていた。

エンシュウハグマ センブリ センブリ ノコンギク
ムラサキセンブリ。今回は珍しくそれらしい色で撮れた。

 ムラサキセンブリに止まっている蝶はキチョウ。モンキチョウは羽の真ん中に穴が開いたような模様があるので区別できる。帰り道にこのところ掲示板を賑わせているツメレンゲを撮りに行こうと思って東栄へ行ってみたけど見つからず。咲いていたのにどうも気がつかず通り過ぎてしまったらしい。イヌホオズキ、センニンソウ、イヌコウジュは東栄への道すがら撮ったもの。

ムラサキセンブリ ムラサキセンブリ コウヤボウキ イヌホオズキ
ヤマラッキョウ リンドウ センニンソウ イヌコウジュ



07年10月27日(土)
 時ならぬ台風20号の余波を受けて雨の一日となってしまった。「午後から晴れ」の天気予報を頼りに出かけたものの、晴れるどころか夕刻まで降り続いた。今回も先週に引き続いて東三河。そろそろムラサキセンブリが見頃を迎えそうということで、先日Sさんに教えていただいた場所を再度訪れることにした。ネットでなんとか登り口を見つけて現地へ行ってみると、期待した通り山の斜面に点々とムラサキセンブリが咲いていた。

コアサガオ ツリガネニンジン ヤマハッカ アキカラマツ
ムラサキセンブリ。山の斜面に点々と咲いていた。

 雨の日とあって、花には雨滴がつき、しっとりとした感じ。高さ100m足らずの小さな山にもかかわらず特異な土質のせいか、季節を通してみるといろいろな花が見れそう。カメラに雨カバーを装着し、傘を差しながらの撮影とあってカメラポジションなどは不自由を強いられる。じっくり撮影することもままならず、結果的にはどれも証拠写真まがいの絵になってしまった。

ムラサキセンブリ ムラサキセンブリ ツリガネニンジン シモツケ
コガンピ ノコンギク ヤマラッキョウ ホウキギク

 次の予定地は比丘尼と決めていたが、思いのほかムラサキセンブリが咲いていたので予定を変更して伊良湖へ向かった。海辺の花には「ハマ」の名を冠したものが多い。その代表的なものはハマユウだが、すでに花の時季は過ぎている。「ハマギク?」の「?」は、葉の形はハマギクそのもののように見えるものの、花の中心部が図鑑で見たものと少し異なるので種名に自信が持てない。ハマグルマは別名ネコノシタともいい、花弁が猫の舌のようにザラザラしていることに由来する。

コシロノセンダングサ ハマナデシコ アゼトウナ イワダレソウ
ハマゴウ ハマアザミ  ハマギク? ハマグルマ




07年10月21日(日)
 前日に引き続いて東三河の花巡り。三箇所ばかり場所を変えてみたが10月の終りともなるとさすがに花数は少ない。最初の場所ではナギナタコウジュが群生しているのを見た。これだけ多く咲いているところは他では見当たらない。アケボノソウも大きな群落を作っていたが何故か全般に背丈が低かった。環境のせいだろうか。エンシュウハグマは比丘尼のものと比べるとこぶりで、質素な感じだったので別の種類かと思っていたら葉の形からは紛れも無くエンシュウハグマ。これも環境の違いか。

アケボノソウ ナギナタコウジュ エンシュウハグマ カワミドリ

 二箇所を回ってなんとなく物足らなかったので、昨日通りがかった山へ行ってみることにした。山の中腹に登山口があり、細い山道を登っていくと、白いキクの仲間が道に沿って咲いている。花弁が少し下を向いているところからするとユウガギクだったのかもしれない。とにかくキクは種類が多くて名前を調べるのが大変。登山道を中程まで登ったところに思いがけずシモバシラが咲いているのを見つけた。このごろ、寄り道をすると意外な花に出会うことが多い。やはりいろんなところを歩くのが大切だと思う。

カワミドリ クサボタン ヤクシソウ ヤマハッカ
ツルニンジン シモバシラ コウヤボウキ ハキダメギク




07年10月20日(土)
 比丘尼の近くの小さな山へ行ってみた。いくら探しても登山口が分からなかったので、近くの人に教えてもらった山の作業場から入れてもらい、とにかく頂上まで登ってみると、ツリガネニンジン、ヤマハッカが群生しており、草地の中にはコガンピが点々と咲いていた。あとはアザミの仲間がチラホラ。後になって他のホームページで調べたら登山口の在りかがわかったので、来年もまた来てみたいと思う。

コガンピ ヤマラッキョウ ツリガネニンジン ヤマハッカ

 次は比丘尼へムラサキセンブリの咲き具合を見に出かけた。入り口に車を止めたらファルーカさんにバッタリ。今年は春先からよくこんなことがあった。お目当てのムラサキセンブリにはまた1、2週間早かったようだがエンシュウハグマは前回来たときよりはるかに花数を増し、見ごたえがあった。

コウヤボウキ エンシュウハグマが真っ盛り。
エンシュウハグマ エンシュウハグマ コウヤボウキ コウヤボウキ

 ナンバンギセルはまだ健在。帰り道にふと入り口脇の藪を見たらマメ科と思しき花が咲いていた。名を調べてみてもナンテンハギのようだとしかわからない。色は写真よりもう少し青かった記憶。オケラはこれまで何度も見たと思うが花の名は今回初めて確認した。ちょっと見はコウヤボウキとよく似ているが、花の形が全く違う。葉もコウヤボウキは丸く、オケラのほうは長細いので区別がつく。

ニ輪だけ咲いていたムラサキセンブリ
ナンバンギセル ナンテンハギのようだけど・・・ オケラ



07年9月30日(日)
 ようやく涼しくなったと思ったら朝から雨。天気予報では午後から曇り時々雨とのことだったので思い切って出かけることにした。というのも、先日BBSで紹介されたシモバシラを早く見たいとの思いから。東三河へはつい最近行ったばかりだが、この日は久し振りに葦毛湿原にも寄る予定を立て、雨の中に車を走らせた。

シモバシラ。一度は見てみたい花だった。冬にまた訪れてみたい。
シモバシラ シモバシラ ノリウツギ キセルアザミ

 現地へ着いて、シモバシラを探したのだがどこにあるかまるで見当がつかない。山道にも登ってみたがそれらしき花は見当たらず、教えられた池を車でゆっくり一周してみることとした。ようやく2輪の花を見つけ、まだどこかに咲いているはず、とさらに車を進めたがさっぱり。たった2輪でも撮れたのだからと自分を納得させて来た道を戻ると、往路には目につかなかったところにちょっとした群生があった。

 しばらく撮影した後、葦毛湿原へ。ここではシラタマホシクサ、ミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、サワシロギク、イワショウブ、サワギキョウ、サワヒヨドリ、キセルアザミなどが見られた。帰路は豊田市自然観察の森へも立ち寄り、散策。ミズトンボ、オモダカ、ヒレタゴボウはいずれも初見の花。

イワショウブ イワショウブ ミカワシンジュガヤ ミズトンボ
オモダカ オモダカ ヒレタゴホウ ヒレタゴボウ



07年9月24日(月)
 彼岸というのにまだ真夏のような暑さ。少し歩くと汗がじっとり。東三河へは久し振りで初秋の花は初めての経験。いつもの城址ではエンシュウハグマとミカワマツムシソウが見れると思って来たところ期待どおりに咲いていてくれた。山道を歩いていたら形のいいナンバンギセルが眼に入った。伊吹山でもさんざん捜し歩いたが見つからなかっただけに嬉しかった。

キキョウ ミゾカクシ マツムシソウ ナンバンギセル
エンシュウハグマ エンシュウハグマ エンシュウハグマ シモツケ

 上の写真右下は花・葉の形からすると、どうやら咲き遅れのシモツケ。下の写真にツルボが二つ並べてあるが随分形が異なる。たまたま通りがかった人に花の名を尋ねたらどちらもツルボだという。実がつくものとそうでないものの違いという説明だった。さすがにムラサキセンブリには時期が早かったとみえて、まだ花芽すらついていなかった。この後、作手の湿原を二つばかり回って本宮山へ。

ミカワマツムシソウ ミカワマツムシソウ ツルボ ツルボ
ミズギク ウメバチソウ サワシロギク ムラサキシキブ

 この日最も楽しみにしていたのはアケボノシュスラン。先日、私の掲示板に投稿された写真を見て早速出かけたという次第。花の形はわかっても、大きさや咲いている環境がわからず探すには苦労したが、一つ見つけるた後は数箇所咲いている場所を発見した。帰路、アキノギンリョウソウも見ることが出来た。往路では見れなかったのでなんとなく儲かったような感じ。美しい渓流を眺めながらの花散策でリフレッシュできた。帰りに松平郷にも立ち寄って帰宅。

シラタマホシクサ ホザキノミミカキグサ ハグロソウ アキノギンリョウソウ
アケボノシュスラン。小さくて見つけるのに苦労した。