東三河・秋の野草  

Vol.14

08年11月09日(日)
 このところ前線が停滞してグズついた天気が続いていた。この日の朝は曇り。午後からは晴れるという予報を見て、イソイソと出かけた。ところが、晴れどころか雨が降り出した。今年はなんだか天気には恵まれない。ネット仲間から野草情報をいただき、今年の野草散策もこれで見納めかなと思いつつ、東三河へ向った。

ムラサキセンブリ
ホソバアレノノギク キダチコンギク コセンダングサ コセンダングサ

 最初のポイントに行ってみると、散策路脇の土手にところどころ掘り返した穴があった。イノシシにしては穴が小さい。たまたま現地に居合わせた土地の人の話では、盗掘の跡らしい。ここもご他聞に洩れず盗掘被害に遭って、ムラサキセンブリの数が減っているという。まことに嘆かわしい限り。ここは小さな山ながらいろいろな花が咲いている。ヤマラッキョウが多く、その中に一株だけ白花を見つけた。

ヤマラッキョウ ヤマラッキョウ シモツケ シモツケ
ホソバアレノノギク ヤマハッカ ツリガネニンジン アキノキリンソウ

 次はいつもの城跡。田んぼの土手にアイナエがびっしり咲いていた。花の大きさは2,3mmといったところ。山の登り口にはこの時期にしては珍しいナンバンギセル。前の場所で話をした人とここでも出会って、フユノハナワラビの咲いている場所へ案内していただいた。これは教えてもらわなければ見過ごしてしまったに違いない。下欄の写真のサクラタデ以降は、情報をいただいた休耕田で撮った写真。

ヤマハッカ アイナエ ナンバンギセル フユノハナワラビ
マルバルコウ センブリ サクラタデ ヒレタゴボウ

 休耕田といってもかなり広い。そこにはフウリンホオズキが一面に咲いていた。生憎の雨でカメラが濡れるのを気にしながらの撮影。このままの状態が来年まで続いていれば、春にはいろいろ見れそう。11月も半ばに入る時期としては花の種類も多く、この日だけでもホソバアレノノギク、キダチコンギク、コセンダングサ、アイナエ、フユノハナワラビ、ヒロハフウリンホオズキ、モミジバヒメオドリコソウの7種類の花を新たに図鑑に加えることができ、大収穫。

ヒロハフウリンホオズキ ヒロハフウリンホオズキ モミジバヒメオドリコソウ マメアサガオ


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