東三河・秋の野草  

Vol.13

08年10月27日(月)
 ネットの掲示板でムラサキセンブリの便りが見られるようになった。今年こそ"らしい"写真をと、晴れるのを待って東三河へ出かけた。陽が高くなると光のコントラストが強くなり過ぎてうまく花の色が出ないので、早朝を狙った。6時20分に自宅を出発し、現地に着いたのが8時。まだ誰もいない。撮影していたら、山の持主がやってきてしばらく雑談。話を伺うと、ムラサキセンブリは盗掘されたり踏みにじられたりして昨年の5分の1まで減ってしまったそうだ。

ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリ

 そう言えば、いつも咲いている場所の右半分ぐらいにはムラサキセンブリの姿がなかった。ほとんどが盗掘によって無くなってしまったのだという。東屋付近に咲いていたミカワマツムシソウの姿もほとんど見かけなくなった。"来年から2,3年は入山禁止にしようかとも思っている"と語りながら、花が咲く場所にビニールテープで囲いを作っておられた。一部の心無い人のために大勢の人の楽しみが奪われてしまうのはまことに嘆かわしいことである。

ヤマハッカ? サワシロギク? ミカワマツムシソウ エンシュウハグマ
ツルリンドウ コウヤボウキ リュウノウギク オケラ

 エンシュウハグマは前回訪れたときより数が多くなっていたが、すでに終盤。コウヤボウキはようやく満開といったところ。去年まで、登山道脇に咲いていたセンブリは数輪見かけただけ。これも盗掘されてしまったのだろうか。山の入口付近にサクラタデが咲いていたものの風に揺られてなかなかピントが合わない。山の右手の土手にはヤマラッキョウが点々と咲いていた。ムラサキセンブリを撮っているとき、偶然Sさんに出会った。今日の予定を聞くと、近くの休耕田へ立ち寄るとのことで、ご一緒させていただいた。

サクラタデ タムラソウ ヤマラッキョウ ヤマラッキョウ
イヌセンブリ

 ここにはイヌセンブリ、ヌマダイコンが咲くそうで、一緒に探したところすぐに見つかった。どちらも初見の花。花を求めて田んぼの畦道を歩いていると、スミレやタネツケバナなどの春の花が咲いていた。他のホームページでも季節外れに咲く春の花が載っているところを見ると、このところの暖かさで狂い咲きしたようだ。ここでもわずかながらムラサキセンブリを見かけた。

リンドウ タネツケバナ ヌマダイコン ヌマダイコン
センブリ

 次に、早春にセリバオウレンが咲くポイントへ行ってみるとセンブリが数輪。ほどよく光が当たっていて、ここで1時間ばかり撮影。逆光に花弁を透かして撮ってみた。柔らかい光だったので雰囲気が良く出ていると自画自賛。傍にはキッコウハグマも咲いていた。この花は、花と葉が遠く離れているのでどう撮っても難しい。帰路、151号線沿いの石垣でツメレンゲを見た。もう少し沢山の花があると聞いていたけど、見た感じではそれほどでもない。

キッコウハグマ キッコウハグマ ツメレンゲ ツメレンゲ


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