遠州路・春の野草  

Vol.1
10年03月17日(水)
 久しぶりに遠州へ出かけた。その途中、バイモを見るために東三河に立ち寄った。この花は園芸用にも栽培されているようだが、訪れた先は雑草が生い茂る空き地。初めて見た花で、葉の形に特徴があり、先端がクルッとカールしているのが面白い。撮影をそこそこに済ませて本来の目的地である北遠州に向かった。そこは個人所有の小さな山で、野草観察のために散策路まで作ってあり、敷地内にはいろいろな野草が咲いていた。

バイモ(アミガサユリ)
カタクリ ショウジョウバカマ

 山の斜面には、カタクリ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどが数多くみられ、ここではもうすっかり春の趣。初見の花として、ヨゴレネコノメ、コシノコバイモも見ることができた。ヒメニラの小さな看板も立てられていたのだが、探しても発見できなかったのが残念。それもそのはずで、後日調べてみると花の大きさは自分がイメージしていたよりはるかに小さく、花径は2mm前後。これでは見つからないのも当然だと思った。

キクザキイチゲ キクザキイチゲ ヨゴレネコノメ ヨゴレネコノメ
ニリンソウ キバナノアマナ ワサビ コシノコバイモ

 次はオキナグサ。昨年訪れた自生地には草が繁茂していてとても写真には撮れそうもなく、また花数も少なかった。止む無くすぐ近くにある会社の敷地内に咲く花を撮らせていただいた。撮影しているときはいろいろなアングルから撮ったつもりでいたのだけれど、いざ自宅に帰ってから見てみると、どれも似たような雰囲気になってしまっている。

オキナグサ
オキナグサ

 遠州から県内に戻って、次に向かったのは奥三河の山の麓。2週間ばかり前に訪れたときは、キクザキイチゲが咲くにはまだ少し時期が早かったらしく、再度の訪問。今回は時間的にもタイミングが良かったのか、多くの花が開花していた。来年のことを言うと鬼が笑うが、来年はもう少し時間をとってゆっくり撮影してみたい場所だった。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ キクザキイチゲ トウノウネコノメ トウノウネコノメ


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