秋 の 畦 道  

Vol.2

05年10月8日(土) 水鳥の下見
 体育の日を前にした三連休の初日、朝から生憎の雨。弱い雨が降っては時々止むという天気だったので、いつものハス田へ水鳥の渡来状況を見に出かけた。取入れの終わったハス田には数センチ水が張られているところがあり、こうしたところに水鳥がやってくる。ただ、水深が深くてはダメで3〜5cmぐらいがいい。

 この日もシギ、コチドリなどが来ていた。そろそろ冬鳥の到来だ。畦道には彼岸花やコスモスなどの花に混じって雑草が小さな花を付けていた。前回来たときからほぼ1カ月が経っていたので花も移り変わりを見せている。

 畦道を歩いていると、猫じゃらしの葉に水滴が光っている。このところ、水滴を撮り続けているがハッ!とするような写真はなかなか撮れない。たとえ日常見慣れた風景であっても、そこに美しいものを発見し、絵になる素材として捉える感受性がまだ未熟なのだと思う。

マルバルコウ オニタビラコ コスモス

 今回掲載した花は、コスモス以外は名前を知らなかった。植物図鑑やインターネットで調べてようやく分ったものである。それでも一つ二つはどうしても見つからない。

 ネコジャラシの葉についた水滴の写真は、ほんの少しカメラの高さを変えて撮影したもの。拡大してみると、右の写真は葉の色を映して青っぽいグリーンが真珠のようで綺麗な色をしている。こうしてみると、同じ花を撮ってもいろいろ構図や撮影位置を変えて撮るのも大切なことだと感じる。

ヤブガラシ イヌホオズキ アゼムシロ  
モンシロチョウ シギ ネコジャラシの葉。少し位置を変えて撮影


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