秋　の　畦　道

Vol.1
05年9月4日(日) 雨の日
　日曜日、久し振りにハス田へ行ってみた。いつもの探鳥ではなく、この日は本格的な秋を間近に控えた畦道の花を撮るのが目的。午後から雨の予報通り、家を出て間もなくシトシトと雨が降ってきた。雨脚が弱いので撮影はなんとかなるだろうと思っての事。

　雨の日に撮ってみたかったのが、草花の葉や花についた雨滴。撮影にはそれなりに工夫が必要だが、カメラ用の雨具も用意してあったのでそれほど苦労せずに撮ることができた。ただ、出来栄えとなると話は別で、なかなかイメージ通りにはいかない。

　とりあえず、草の葉についた滴を撮ってみた。何枚か撮ったうち、残ったのは2枚だけ。同じところをズーム距離を変えただけの写真で、どちらを掲載しようかと迷った挙句、両方載せることにした。

	雨の滴

　下の写真で最初は、ハスの葉に溜まった雨滴。レンズを通して見たときに滝が流れているような感じが面白くて撮ったもの。その右は、水滴の中にある茎の部分から小さな空気の泡がポコポコと出ていたので、水滴から外へ出るときはどんな形になるのだろうと思って、タイミングを見計らって10数枚撮った。

　出来上がってみると、水滴の表面が硬い皮で覆われているかのようにも空気が漏れ出したところがめくれ上がっている(写真左上部分)。これも珍しい写真かな、と思って掲載することとした。なお、2枚のハスの写真は別のハスで撮ったもの。

　次の写真からは、花についた雨滴が綺麗に撮れないかと試みたものだが、イマイチ雰囲気が出ていない。水滴の光を上手く捉えることができなかった。雨の日のしっとりとした空気感が僅かなりとも伝われば、それなりの出来といえるのだが・・・

ハスの葉の雨滴		ヒレタゴボウ	イヌホオズキ
ヘクソカズラ			ヨウシュヤマゴボウ
クサネム	ワルナスビ	ニラ	シギも来ていた