探鳥記録 2013-No12  


13年2月25日(月) 岐阜県・岐阜市
暦の上ではもう春に入っている。それとともに徐々に春の花が咲き始め、野草散策へ出かける機会が増えてきた。とは言うものの、まだ花の種類は少なく、セリバオウレン、コセリバオウレン、セツブンソウが見られる程度。やはり3月の声を聞かないと野草の世界では本格的な春とは言えない。そんなときは探鳥に限る。今冬一番の寒気の訪れで、この地方でも雪の日が多くなった。前夜から今朝にかけて岐阜地方も雪。こうなると家にジッとしていられない。

オオマシコ
オオマシコ

目的地はこのところ頻繁に訪れている場所。これまで数回の探鳥経験では午後の方が鳥の出現率が高いので、朝10時半に自宅を出発。まずはコンビニに立ち寄り昼食の弁当を仕入れて現地に向かった。行先方向の空を見れば輪郭のはっきりしないボヤーッとした雲が拡がっている。雪雲だ。雨と異なり、少々の降雪ならば撮影には影響しない。駐車場に車を入れたときにはまだ雪が降っていたが、山に登り始めたら小降りになり、青空も見えるようになった。雪中の野鳥狙いには絶好のコンディションとなった。

オオマシコ
オオマシコ

山から降りて来た人に「鳥は居ましたか?」と尋ねると「オオマシコが居ますよ」との答え。目論見通りの展開だ。いつもの撮影ポイントに着くとすでに数人のカメラマンが陣取り撮影している。レンズが向けられた先を見ると木の枝には数羽のオオマシコ。幸先がいい。早速撮影に撮りかかる。ラッキーなことにこの日はほとんどがオス。身体全体が真っ赤に染まっていてとても綺麗。そうこうしているうちにミヤマホオジロまでが藪の中から姿を現した。

ミヤマホオジロ
ミヤマホオジロ

オオマシコ、ミヤマホオジロを十分堪能して、ふと時計を見ると3時過ぎ。そろそろ引き上げ時だ。帰り道は雪に足をとられないように気を付けながら下山。駐車場が近くなったとき、二人のカメラマンが何かを撮影している。聞けばウソが3羽居るという。最近この鳥には出会っていなかっただけにラッキー。薄暗い中での撮影だったが1時間分ぐらいは撮影しただろうか。あれやこれやでこの日の撮影枚数は975枚。見てびっくりだった。

ウソ
ウソ ウソ カヤクグリ カヤクグリ

[ 今日見た主な鳥 ] 
 オオマシコ、ミヤマホオジロ、ウソ、アオジ、カヤクグリ、ルリビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ


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